エルヴィスもブルーノも“オハナ”に!『リロ&スティッチ』実写版を彩る音楽の裏側に迫る特別映…

2025/06/06 13:23 

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映画『リロ&スティッチ』(公開中)(C)2025 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

 本日より劇場公開されたディズニー映画『リロ&スティッチ』。本作を語るうえで欠かせない要素のひとつが、伝統的なハワイアン音楽からエルヴィス・プレスリーの名曲まで、多彩な楽曲の数々。そんな音楽制作の裏側に迫る特別映像が公開された。

【動画】『リロ&スティッチ』音楽の裏側に迫る特別映像

 映像の冒頭では、ディーン・フライシャー・キャンプ監督が「伝統でもエルヴィスでも関係ない。音楽こそが本作の魂なんだ」と、ハワイの風景や、リロとスティッチの奇跡的な出会いをより感動的に演出する楽曲たちの重要性を語っている。

 アニメ版にも関わったシンガーソングライターのマーク・ケアリイ・ホオマルが続投し、「『リロ&スティッチ』とは22年の仲」と語るなど、思い入れの深さをのぞかせる。また、現地の児童合唱団・カメハメハスクールも再び参加。さらには、ハワイ出身で『アメリカン・アイドル』の優勝者イアム・トンギが、劇中歌「Hawaiian Roller Coaster Ride」を合唱団とともに歌い上げ、音楽面でも“オハナ”たちが集結した。

 また、スティッチがリロたちとサーフィンを楽しむ様子にあわせ、イアムが歌声を披露する映像も。イアンは「今の子どもたちにも愛されるといいな」と願った。

 さらに、キャンプ監督が「エルヴィスの音楽は欠かせない」と語るように、実写版でも“キング・オブ・ロックンロール”ことエルヴィス・プレスリーの名曲が多く使用されている。

 その中でも注目なのが、エンドソング「バーニング・ラヴ」。Travis Japanが歌う日本語版に対し、字幕版ではハワイ出身の世界的アーティスト・ブルーノ・マーズがプロデュースし、その甥である兄弟デュオ、ナイジャ・ミュージック&ザイヤ・リズムが歌唱を担当している。

 ナイジャ&ザイヤが息の合ったレコーディング風景や、「兄弟で参加できてうれしい」「映画のテーマでもある“オハナ”だからね」と語る様子も映像内に収められている。2人は5月17日にロサンゼルスで開催されたUSプレミアに出席し、「家族と一緒に仕事ができて素晴らしい体験だった」と喜びを語っていたが、ブルーノ・マーズが彼らを全面サポート。叔父として「すごく喜んでくれた」「歌唱のアドバイスもくれた」と2人が明かすように、家族の絆が音楽制作にも深く息づいている。

 監督は「豊かな歴史と文化をもつハワイの物語だからこそ、文化に根差した人々が関わることが重要だった」と語る。ハワイにゆかりのあるアーティストたちが“オハナ”として魂を込めた音楽が、本作にさらなる魅力を加えている。

 映画は、両親を事故で亡くし、孤独と悩みを抱えて生きるリロと姉ナニ、そして突然現れた愛を知らないスティッチが繰り広げるハートフル・ファンタジー。

 周囲になじめずいつもひとりぼっちのリロと、自分の夢を犠牲にして妹を守ろうと奮闘するナニ。そこへ現れたスティッチは、予測不能な行動で島を混乱させるが、この奇跡の出会いがやがて姉妹に希望と家族のかたちを取り戻させていく――。


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