「ばあばのことはママって呼ぶのよ?」古い価値観で息子夫婦の子育てに異常な介入をする義母に「…

2025/05/21 06:00 

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『優しい義母のウラの顔』(原作:リアコミ 漫画:おかまき/KADOKAWA)

 表向きは優しいが、少しクセのある“義母”のエピソードを寄せ集めたオムニバス漫画『優しい義母のウラの顔』(KADOKAWA)に反響が集まっている。価値観をアップデートしない義母に立ち向かう嫁の“子育てバトル”を描く一編『義母はもう一度ママになりたいらしい』について、原作提供のリアコミ担当者に作品制作のきっかけ、見どころ、読者の反響について聞いた。

【漫画】『うちの嫁』義母の昭和の価値観に辟易する嫁

――漫画『義母はもう一度ママになりたいらしい』が生まれたきっかけについて教えてください。

「この作品は、“自分の理想の母親像”を嫁に押し付ける義母の体験談を通して、世代間の子育て観のギャップを描きたいという思いから生まれました。時代と共に子育ての方法は変化していますが、その変化に対応できず、自身の古い考え方を絶対だと信じて疑わない義母は、現代社会においても決して珍しい存在ではありません。今は働き方が多様化し、それに伴い子育ての方法も多様化しています。固定観念に縛られず、それぞれの家庭の形を尊重することの大切さを改めて感じてもらえたらと思います」

――本作の見どころについて教えてください。

「主人公が義母や夫との関係に向き合い、立ち向かおうとする姿です。義母が主人公の息子に“ばあばのことはママって呼ぶのよ?”と促すあたりから、その異常な言動が徐々に明らかになっていきます。そしてそんな義母の言動に、夫は理解を示してくれません。義母と夫の言動に苦悩しながらも、息子を守るために義母と夫に立ち向かう主人公の姿は、心を揺さぶられる人も多いのではないかと思います」

――子育てについてリアルに感じる世代の読者も多いと思います。反響はいかがですか?

「物語の序盤から描かれる、夫が全く家事をしようとしない様子には、“共働きになるのにひどい”“信じられない”といった厳しい声が多数上がりました。また、孫に自分のことを“ママ”と呼ばせようとする義母の行動に対しては、“ありえない”“理解に苦しむ”といったコメントが多く見られました」
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