『特捜9 final season』Interview Relay:向井康二「いつでも特捜…

2025/05/21 11:00 

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三ツ矢翔平(演:向井康二)=『特捜9 final season』より(C)テレビ朝日

 テレビ朝日系で放送中のドラマ『特捜9 final season』(毎週水曜 後9:00)。ORICON NEWSでは、レギュラーキャストが「ファイナル」を迎える本作への思いを語るインタビュー企画をリレー形式で展開中。第5回は、2022年放送の「season5」から仲間入りした、捜査支援分析センター(SSBC)所属の分析官・三ツ矢翔平役の向井康二が登場。

【画像】三ツ矢翔平(演:向井康二)の場面写真

今年こそは慣れるだろうと思っていたけれど…

――今シーズンをどのような心境で迎えましたか?

【向井】やはり『特捜9』の現場は緊張しますね。三ツ矢は事務畑出身で刑事経験はありませんが、特捜班との出会いを通じて刑事への思いが芽生え始めました。特捜班の仲間に入りたいけれど、入りきれていないと思っている三ツ矢の気持ちを表現できればと思いながら現場に入っています。三ツ矢としては、いつでも特捜班に入る準備はできているというのが裏テーマです。出番は主に特捜班に分析結果を伝えるシーンなので、毎回緊張しています。今年こそは慣れるだろうと思っていたのですが、やはり台詞の言い回しなどは難しいですね。初日は5回もNGを出してしまいました(笑)。

三ツ矢はお調子者と思われがちだけど…

――ドラマ作品で4シーズン同じ役を演じる経験は貴重だと思いますが、三ツ矢というキャラクターはご自身にとってどのような存在ですか?

【向井】よく「向井と似ているね」と言われますが、僕自身はあまりそうは思っていません。上司の村瀬さん(津田寛治)が「1言えば10わかる」と言ってくれたように、仕事に関してはとても優秀です。実際、特捜班からの無理なオーダーにも応えています。だから、もっとほめてほしいという気持ちが三ツ矢にはあって、お調子者と思われがちですが、根は真面目。事件解決への強い思いがありますし、一言多いときも、事件に行き詰まっている特捜班を励まそう、元気づけようと無理して明るくしているのではないかと思っています。

――今シーズンがファイナルと聞いたときの心境は?

【向井】長い歴史がある作品なので、始まりがあれば終わりもあると思っています。来年はないのか…と思うと寂しいですが、ここで過ごした時間やキャストの皆さんとの思い出は一生忘れません。この経験を次につなげられるよう、頑張りたいと思います。

井ノ原君は「もっと頑張ろう」と思わせてくれる大先輩

――この現場で見る井ノ原さんの印象は?

【向井】めちゃくちゃ先輩なので、正直いつも緊張しています。でも、井ノ原君は“気を使わせないようにしてくれている”感じがすごくあって、その優しさがまた絶妙な緊張感を生むというか。自然と背筋が伸びて、「もっと頑張ろう」と思わせてくれるんです。

 芝居って「役になりきる」ことが求められるけど、演じる人の本質ってやっぱりにじみ出るものだと思うんです。井ノ原君の人柄の良さが、そのまま浅輪班長にも表れていて、だから一緒に芝居するのがとても楽しいんです。井ノ原君の笑顔もすごく素敵なので、芝居中でも「どうにかして笑わせたいな」って、つい思っちゃいますね。

 前に立って引っ張るというよりは、井ノ原君の一緒に行きましょうという感じも好きです。だからみんなが自然とついていく。そういう人柄なんだと思います。常にほんわかしていながらリーダーシップをとれる人って珍しい。僕もそういう人になれたらいいなと思います。

特捜班がわちゃわちゃしているシーンが好き

――【特捜9】ファンにメッセージをお願いします。

【向井】昔からのファンの方にも愛されたいですし、僕のファンも最近見てくれた方もたくさんいると思います。全員が楽しんでいただけるように頑張りたいです。他の刑事ものと違って、特捜班がわちゃわちゃしているシーンが僕は好きなので、最後まで楽しみたいと思っています。
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