『ガンニバル』シーズン2、ついに完結 圧巻の撮影舞台裏に迫るメイキング映像が解禁

2025/05/02 13:22 

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撮影合間の吉岡里帆(阿川有希 役)と志水心音(阿川ましろ 役) (c) 2025 Disney

 3月19日より配信され、毎週話題をさらってきた『ガンニバル』シーズン2が、ついに最終回を迎えた。物語の完結とともに解禁されたのは、シリーズ最大規模のスケールで制作された撮影現場の裏側に迫るメイキング映像<撮影編>。主演・柳楽優弥をはじめ、キャストたちの真剣な表情と、スタッフとの厚い信頼関係が浮き彫りになる貴重な映像となっている。

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 映像では、柳楽が「片山監督はみんなから愛されている方で、その片山監督が俳優部もしっかり愛している」と語り、作品を作り上げる現場がいかに“熱”に満ちたものであったかが伝わってくる。「物語は喧嘩が多いのですが、(全員と)コアがちゃんとつながっているのを感じます」と続け、演じる側同士、そしてスタッフとの間にも確かな絆が築かれていたことを明かした。

 緊迫の抗争シーンの舞台裏では、後藤家の当主・恵介を演じた笠松将が、「火をつけたのは片山監督ですよね」と振り返り、現場にみなぎっていたエネルギーの源を語る。笠松は、自身の身体にカメラを装着する“ボディーマウント”での撮影にも挑戦。アクションシーンの臨場感を高めるために導入されたこの手法は、視聴者の没入感を大きく引き上げた。

 片山慎三監督は、「前回なかった、恵介にカメラをつけて一緒に動いたり、“あの人”の目線でヘルメットにカメラをつけたりと、シーズン1よりも“誰かの視点”というアングルが増えた」と語り、視覚的にもドラマティックな映像を追求した撮影手法を明かす。さらに、通称“ロングジブ”と呼ばれる5メートルのクレーンカメラも活用し、シーズン2ならではのスケール感を実現した。

 また、シーズン2から登場した恒松祐里、倉悠貴が出演する“過去編”の舞台裏も映し出される。70年以上前の供花村を再現するため、広大な屋敷や雪山での撮影が行われたという。恒松は「片山さんをはじめとした監督たちのヴィジョンが広がっている」と語り、佐野隆英、大庭功睦を含む監督陣の世界観に感嘆の声を寄せた。倉も「精密な美術の中で、何ができるか常に考えていた」と語り、緻密に作りこまれたセットの中での葛藤と挑戦を明かした。

 撮影は冬に行われたが、物語の季節設定は夏。寒さの中での演技は俳優陣にとって過酷だったという。しかし吉岡里帆は「『ガンニバル』を世界に届けたいという思いが一致団結していて、すごくかっこいいチームだった」と撮影チームへの敬意を語り、笠松も「出来上がったものを観てとにかく面白かった。2回観ました」と自信をにじませた。

 「アクションだけでなく、時代が反映されているような作品」と語る柳楽の表情からは、作品をやり遂げたすがすがしさすら感じられる。映像後半には、普段は見られない和気あいあいとしたオフショットも収録されており、視聴者にとっても“物語の裏側”を深く堪能できるコンテンツに仕上がっている。

 壮大なスケールで描かれた『ガンニバル』シーズン2。その裏側を記録したメイキング映像は、今まさに作品の“熱”を追体験できる貴重な一篇となっている。


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