25日放送のフジテレビ系バラエティー『全力！脱力タイムズ』（後11：00）では、森崎ウィン、NON STYLE・井上裕介をゲストに迎えて、通常通りに番組が展開する…はずが、前代未聞の流れとなった（※以下、ネタバレあり）。

【番組カット】『脱力タイムズ』テレビ界激震の展開

　MCのアリタ哲平から最近気になっているニュースを聞かれた森崎は、「物価の高騰がすごく気になります」と話し始める。だが、戸惑った表情を浮かべ「一瞬いいですか…」と切り出し、「隣の席が空いているんですけど、このまま始めちゃって大丈夫ですか…？」とアリタに確認する。アリタも「もう一人のコメンテーターが井上さんなんですが…。間に合っていないんだよね？」とスタッフに声を掛ける。すると、スタッフから「井上さんがコンプライアンス委員会に行ってしまって…」とまさかの報告を受け…。

　コンプライアンス委員会は、番組中の発言に不適切なものがなかったかどうかをチェックし、過度な暴言や誤った表現があった場合は訂正するという、通常は番組の終盤に行うコーナー。だが、まだオープニングであるにも関わらず、井上はコンプライアンス委員会に行ってしまったといい、一同は混乱。スタジオではまさにオープニングの収録中にも関わらず、「オープニングはもう収録した」と言い張る井上。これにはアリタも思わず「どういうこと？」と漏らす。

　オープニング収録の後も場所を変えて撮影を続けていたと主張する井上に対し、終始記憶が曖昧な森崎。一体、森崎の身に何が起きていたのか。その後も思いもよらない展開の連続で、森崎と井上はテレビ業界初のある陰謀に巻き込まれることに。取材に訪れていたタイの撮影クルーの映像には、アリタから渡された水を飲んだ森崎が倒れる様子が収められていた。そう、記憶が曖昧だったのは、アリタによって記憶を失わされていたのであった。

　森崎から、なぜそんなことをしたのかと追及されると、アリタは観念したように「テレビ界に革命を起こしたかったんだよ。今、景気が悪いとか予算がないんだよ。だから、考えたんだよ」と切り出し、真相を語り出した。『脱力タイムズ』を2本撮りする場合、当然のことながら、それぞれの収録を別々に撮影するが、今回はテレビ業界の状況などを鑑みて、なるべく効率よく、時間をかけず収録をするように「（先週放送の）田中（の収録）を撮っている時にも、井上（の収録）も撮っている。同時に収録をする」と、同時並行での収録を試みたと告白した。

　アリタ、森崎らがそろったオープニング収録後、別場所で自身のパートの収録を行っていた井上だったが、スタジオでアリタがその様子を確認していると思っていたものの、実はアリタたちは別収録のアンガールズ田中の回の収録を行っていたというのだ。複雑に入り組んだ事実を知った井上は「えっ、そんなことしてたん？えーオレはアリタさんが見てくれることだけを救いに頑張ったのに」とぼう然。サスペンスのような展開で、衝撃の『脱力タイムズ』となった。SNS上では「思ったよりも大仕掛け」「手が込んでる」「井上さん（笑）」などといった感想が相次いで寄せられている。

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