トレンドマイクロ社長「スピードも量も違う」AI悪用の攻撃に警告

2026/10/19 21:29 

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 企業の個人情報漏えいが相次ぐ中、セキュリティー大手トレンドマイクロのエバ・チェン社長が19日に東京都内で記者会見した。不正アクセスの背景に、攻撃側の人工知能(AI)の悪用があるとし、「攻撃のスピードや量がこれまでと全く違う、非常に高度なレベルにある。緊急事態だ」と警告し、企業などへ対策を促した。

 同社の集計によると、今年1月から今月9日までに国内で発生した不正アクセスを含むセキュリティーインシデントは659件で、昨年1年間(594件)を上回って推移している。

 チェン氏はこうした事案にハッカー集団の「Qilin(キリン)」や「The Gentlemen(ザ・ジェントルメン)」が関わり、AIを駆使して国内企業などへ攻撃を仕掛けているとの見方を示した。

 また、以前は顧客の多い大企業が主な攻撃対象となっていたが、攻撃側のAIの活用によって、中小企業や個人なども標的になり得るとの見解を示した。チェン氏は「一人一人がAIによる攻撃への準備を整えることが重要だ」と注意を促した。

 同社は法人向けに最大で100億円分のセキュリティー製品の使用権を無償で提供するという。【池田一生】

毎日新聞

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