備蓄米が尽きた場合、外国産米の緊急輸入を検討 小泉農相が明かす
小泉進次郎農相は6日の閣議後記者会見で、高騰するコメ価格を抑えるため、放出している政府備蓄米が尽きた場合、外国産米の緊急輸入も検討していることを明らかにした。緊急輸入は記録的な冷夏となり、国産米が不作となった1993年度に行ったこともある。
小泉氏は残る約30万トンの備蓄米を放出しても価格が落ち着かなければ、外国産米を無関税で政府が輸入する「ミニマムアクセス(MA)米」の活用検討について既に言及している。
会見ではMA米に加え、政府による緊急輸入もあり得るとの認識を示し、「聖域なくあらゆることを考えて、コメの価格安定を実現していく」と述べた。
また小泉氏は、5日に初開催したコメの安定供給に向けた関係閣僚会議で、コメの価格変動によって農家の経営が危機に陥らない「セーフティーネット作り」が主要な議題になるとの見通しを示した。持論として既存の「収入保険」の活用を挙げ、「農家さんの経営のリスクを補塡(ほてん)するものとして有効だ」と強調した。
そのため収入保険に未加入の農家には厳しい見方も示し、「保険は万が一の時に備えるもの。それに入っていなくて、万が一の時は『どうしてくれるんだ』と言われたら、なかなか行政・政治としてはきつい」と本音も漏らした。【中津川甫】
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