『バイオハザード』主演俳優、今度はクジラに丸のみにされる 『クジラに落ちた男』LAプレミア…

2026/10/15 07:44 

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映画『クジラに落ちた男』(10月16日公開)ロサンゼルスでワールドプレミア開催

 公開中の映画『バイオハザード』で主演を務めるオースティン・エイブラムスが、今度は巨大なクジラの体内からの脱出に挑む。主演映画『クジラに落ちた男』(10月16日公開)のワールドプレミアが現地時間13日、米ロサンゼルスのエル・キャピタン劇場で開催され、エイブラムスや、父親役のジョシュ・ブローリンらが参加。極限のサバイバルと、その中で描かれる父子の物語について語った。

【画像】映画『クジラに落ちた男』主演のオースティン・エイブラムズ

 ピューリッツァー賞を受賞したダニエル・クラウスの小説『Whalefall』を実写映画化した本作は、海で巨大なマッコウクジラにのみ込まれた青年ジェイ(エイブラムス)が、酸素が尽きるまでの1時間で脱出を試みるサバイバル映画。プレミア会場には深海を思わせるダークブルーのカーペットが敷かれ、巨大なマッコウクジラの頭部を模したフォトスポットも設置された。

 メガホンをとったブライアン・ダッフィールド監督は、「マッコウクジラの体内を舞台にした映画というアイデアに、ものすごくワクワクしました。でもそのあと、ダニエル・クラウスが原作小説に込めた強い感情に、完全に不意打ちを食らったんです」と心を動かされたという。「ちょうどその頃、僕には息子が生まれたばかりだったので、これ以上ないほどど真ん中を射抜かれたような感覚でした」と振り返り、「とてもパーソナルな物語でありながら、舞台設定は本当に並外れている。だからこそ、どうしてもこの作品を手掛けなければならないと感じたんです」と語った。

 主人公ジェイを演じたエイブラムスも、「『いったいどうやって実現するんだろう?どうやってこれを成立させるんだろう?』と思えたことが、この作品に取り組むうえで一番ワクワクしたところでした。そんな風に思える作品に出会えることは滅多にありません」と、映画化への挑戦に魅力を感じたことを明かした。

 父ミット役のブローリンとは以前にも共演しており、当時は互いに激しくぶつかり合う役柄だったという。今回は父子として再び共演し、「すでに互いへの信頼や親愛の情という土台があったことは、本当に大きな助けになりました」とコメント。ブローリンの演技についても、「役として求められるところまでとことん踏み込んでいくことを惜しまない人」と敬意を示した。

 一方、ブローリンは今回の役作りで、演技コーチに通い、25年間読み返していなかった本を再び手に取ったことを告白。「これまでの実績にあぐらをかきたくない。どうすればもっと自分自身を開くことができるのだろう?」と考えたといい、「これまでとは違うアプローチを試してみたかったんです。というのも、この父親がどれほど深く息子を愛しているかが、僕には痛いほど分かったからです」と説明した。

 撮影を先に終えたブローリンが、現場に残るエイブラムスにメッセージで様子を尋ねると、「まだクジラの中にいるよ」と返信があったという。「1ヶ月後になっても『まだクジラの中にいるよ』って言われましたよ(笑)」と、撮影中のエピソードも披露した。

 観客に向けては、ポスターから想像するものとは異なる感動が待っていると語り、「最初は輪郭だけを想像していたのに、劇場では色が隅々まで塗られた完成された一枚の絵を目にするような感覚です」と、作品の魅力を表現した。

 また、不器用な家族の土台として複雑な絆を支える母ザラ役を務めたエリザベス・シューは、「オースティン・エイブラムスは、私がこれまで一緒に仕事をした俳優の中でも、最も役に全身全霊で取り組む俳優だと思います」と称賛。「まるで本当にクジラの中にいるかのように、一瞬一瞬を生きている」と話し、その演技によって観客もジェイとともに一瞬一瞬を体験しながら、「どうか生き延びてほしい」と願うことになると語った。

 原作者のクラウスは、小説の執筆時にはハリウッドの大作映画になるとは考えていなかったと振り返り、「これほど大胆で、奇妙で、極めてユニークな挑戦に踏み切ってくれたことは、本当に素晴らしいと思います」と、映画化に携わったスタッフへの感謝を伝えた。

 プレミアの開催に合わせ、本編映像「ダイオウイカとの乱闘編」も公開された。暗い海中で、マッコウクジラとダイオウイカの戦いに巻き込まれたジェイが、イカの触手に足を絡め取られ、やがてクジラの大きな口へとのみ込まれてしまう場面が収められている。


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