NHK『未解決事件』北関東連続幼女誘拐・殺人事件の謎に迫る 捜査線上から消えた“ルパン三世…

2026/09/17 17:15 

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NHK『未解決事件 File.19「北関東連続幼女誘拐・殺人事件」』より「足利事件」の真犯人とみられる男「ルパン」のスケッチ (C)NHK

 NHKは、23日午後9時30分から『未解決事件 File.19「北関東連続幼女誘拐・殺人事件」』を放送する。

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 1979年から96年にかけ、北関東で相次いだ5件の幼女誘拐・殺人事件。栃木県と群馬県の半径10キロ圏内で起き、すべてが未解決だ。今年5月、警察庁は「連続事件は同一犯による犯行の可能性は否定できない」と国会で答弁した。同一犯の可能性が浮上したきっかけ。それは、1990年に起きた「足利事件」で、菅家利和さんの無実が明らかになったことだった。

 足利事件の捜査で証拠とされたのが、当時警察が導入したばかりのDNA型鑑定「MCT118型検査法」。犯人と菅家さんのDNA型が一致したとして、菅家さんはうその自供を強いられ、逮捕。無期懲役の判決を受けたが、逮捕から17年後、最新のDNA型再鑑定によって、一致しないことが明らかとなった。

 極めて有力な科学的証拠となるはずのDNA型鑑定で、なぜえん罪は起きたのか。そして警察庁が今も「当時の鑑定方法の信頼性は認められる」と主張し続けるのは、なぜなのか。今回、足利事件を含め、連続事件の真相を長年追い続けてきたジャーナリストの清水潔氏が取材班に加わり、DNA型鑑定の深き闇に迫った。

 当時、警察庁の付属機関・科学警察研究所が鑑定手法を独自開発するために技官を派遣したアメリカ、元警察関係者らを徹底取材。さらに“MCT118法”が使われていた別の重大事件への独自調査から、新たな疑惑も浮上してきた。

 足利事件では、犯人と菅家さんのDNA型が一致したとする鑑定結果によって、真犯人に結びつく有力な目撃情報が捜査線上から消えていた。現場近くの河川敷で幼い女の子とともに目撃されていた“ルパン三世似の男”だ。ただ、菅家さんがえん罪で服役していた17年の間に、4つの事件は時効となった。5件目の事件だけが今も捜査が行われている。警察庁が「同一犯の可能性は否定できない」とする北関東連続幼女誘拐・殺人事件。いったい真犯人は誰なのか。解決の糸口は残されているのか。

 遺族はこう語る。「一番声を上げなければいけない被害者が、一番声を出せなくなり、だんだん内にこもっていく。そういうのが未解決事件なんです」と。
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