寿美花代さん、岸惠子さん、水谷八重子さん…8月に“昭和の名優”訃報相次ぐ

2026/08/31 18:56 

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(左から)寿美花代さん、岸惠子さん

 松竹は8月31日、俳優の水谷八重子さんが、肺炎のため28日に死去したことを発表した。87歳だった。水谷さんをはじめ、8月は“昭和の名優”の訃報が相次いだ。

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 水谷さんは、1939年4月16日生まれ、父は14代目守田勘弥、母は初代 水谷八重子。55年、16歳で新派・歌舞伎座で初舞台、同月にビクターレコードからジャズ歌手としてデビューした。 以後、映画『青い山脈』、『座頭市物語』、『悪名』などに出演。『花の吉原百人斬り』でNHK最優秀助演女優賞を受賞。テレビでは『あなたとよしえ』『若い季節』などでお茶の間の人気者に。舞台では母、八重子の活躍する新派はもとより、東宝のミュージカルなど数多くの作品に出演した。95年には、2代目水谷八重子を襲名した。

 8月3日には、俳優の寿美花代さんが、老衰のため94歳で亡くなった。東宝芸能が6日、発表した。寿美さんは1932年2月6日生まれ、兵庫県出身。1948年、宝塚歌劇団に入団。『春のをどり』で初舞台を踏む。星組の男役トップスターとして活躍。63年退団。同年、俳優の高島忠夫さんと結婚。71年の夫婦で司会を務めた料理番組『ごちそうさま』は26年も続く人気番組となった。

 共に俳優の道を選んだ次男・政宏、三男・政伸はコメントを発表。政宏は「最期には立ち会えませんでしたが、ここ数年は誤嚥性肺炎で入退院を繰り返し、数日前、会いに行った時も嚥下がほぼ出来ない状況で苦しがるのと、その痰が何かのタイミングで流れると安らかに眠りにつく、の繰り返しだったので、もちろん悲しいんですけど、今は楽になって、ゆっくり休んでいるんだろうなと言う安堵の気持ちでいっぱいです。入院中、ときおり病院の方たちがびっくりするほどの声量で喋ってたようでやっぱり鍛え方が違うと話題になってたほどでした。最期の最期まで大女優 寿美花代だった母でした」と伝えた。

 政伸は「父と共に大好きだったフリオの歌声のなか、母は子供と孫に囲まれながら、最期まで美しく凛とした表情のまま、眠るように旅立ちました。いつもユーモアを忘れない明るく優しい母でした。これまで、応援してくださった皆様に心より御礼申し上げます」と結んだ。

 8月19日には、俳優でエッセイストとしても活躍した岸惠子さんが、7日に老衰のため93歳で死去したと所属事務所が公表した。岸さんは、1932年生まれ、神奈川県出身。51年、『我家は楽し』で映画デビュー。映画『君の名は』(53年)や、『女の園』(54年)のほか、市川崑監督作品には『おとうと』(60年)、『悪魔の手毬(てまり)唄』(77年)や『女王蜂』(78年)、『細雪』(83年)、映画『かあちゃん』(2001年)など数多く出演。圧倒的な存在感を放った。02年には日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞。04年、『旭日小綬章』受章。11年、『フランス芸術文化勲章コマンドール』を受章。17年、『第65回菊池寛賞』、さらには『第42回アカデミー賞』会長功労賞など数々の賞を受賞した。

 また、8月9日には、俳優の小川真由美さんが、今年3月に亡くなっていたことが報じられた。小川さんは1939年生まれ、東京都出身。文学座付属研究所に第一期生として入所。映画『炎と女』『復讐するは我にあり』『配達されない三通の手紙』『食卓のない家』『迷走地図』や、大河ドラマ『源義経』『武田信玄』『葵 徳川三代』など、多彩な役柄を演じた。

 6月に亡くなった俳優の中村玉緒さんも含め、昭和、平成の映画・ドラマなどエンターテインメントシーンを彩った名優たちの相次ぐ訃報に、悲しみの声が上がっている。
ORICON NEWS

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