『まどマギ』13年ぶり新作公開に声優感慨 魔法少女たち集結にキュゥべえ役・加藤英美里は恐縮…

2026/08/29 21:45 

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『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉』公開舞台あいさつの様子(C)Magica Quartet/Aniplex,Madoka Project

 『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉』の公開記念舞台あいさつが29日、都内で開催された。13年ぶりの完全新作アニメ公開を祝して、鹿目まどか役・悠木碧、暁美ほむら役・斎藤千和、美樹さやか役・喜多村英梨、佐倉杏子役・野中藍、巴マミ役・水橋かおり、百江なぎさ役・阿澄佳奈、キュゥべえ役・加藤英美里の豪華声優陣が勢ぞろいした。

【写真】悠木碧・斎藤千和ら魔法少女たち大集結!『まどマギ』舞台挨拶ソロカット

 劇場ロビーには、13年ぶりとなる待望の新作を心待ちにしていたファンが集結。お気に入りのキャラクターグッズを大切そうに抱える姿や、Tシャツを身に着けながら熱っぽく作品について語り合うファンの姿も見られ熱気に包まれる中で、舞台あいさつが開催。豪華声優陣が一斉に登壇すると、会場からは割れんばかりの拍手が沸き起こった。

 冒頭、これから本編を鑑賞する観客に向けて悠木が明るく声をかけると、斎藤は「今日、初めてご覧になる方はいらっしゃいますか?」と客席に問いかけ。すると、大きな反応が返り、「ちゃんと内緒にしますね」と笑顔を見せた。喜多村、野中、水橋、阿澄も温かい感謝の言葉を述べる中、キュゥべえ役の加藤は「魔法少女の皆さんに混ざってもいいのかな……と恐縮しつつ登壇しました」とコメントし、場内を和ませた。

 テレビシリーズの放送開始から15年という年月に触れると、場内からは驚きと感嘆の声が。客席に向けて「15年前にリアルタイムで観ていた方」「その後に好きになって劇場へ来た方」と問いかけると、どちらにも非常に多くの手が上がり、世代を超えて広がり続ける作品の魅力が改めて浮き彫りに。悠木はその光景を前に、「本当に老若男女問わず愛してもらっている作品ですね」と深く感嘆した。

 15年という歳月の重みについてキャスト陣の間で息の合ったトークが繰り広げられる中、悠木は、右も左も分からなかった当時から、今では後輩キャストができる年齢になったことをしみじみと語った。また、水橋が「放送当時、街中がキュゥべえだらけになったのは衝撃だった」と、社会現象ともなった放送当時のフィーバーぶりを振り返ると、加藤は「この劇場のお手洗いにもキュゥべえがいて……」とコメント。

 すると悠木が、「『契約しちゃった』人はおじさんでも魔法少女になっちゃう(笑)。気を付けて!」と呼びかけ、場内は大きな笑いに包まれた。加藤はキュゥべえという存在について、「憎まれキャラとしてすごく愛されていると感じる。私の中でキュゥべえは『憎まれてこそ生きるキャラクター』。いずれ魔法少女たちに良いように利用されるキュゥべえがあってもいいかもしれない(笑)」と語り、「『まどか☆マギカ』を語るときの加藤英美里は思考が悪に染まっている。魔法少女に対して悪いことをしたという罪悪感はないです!」と言い切り、会場を沸かせた。

 トークは、これまでのシリーズで演じてきた自身のキャラクターの好きなところへ。野中は、「大雑把な面もあるが、人を大切にして放っておけない性分や、古き良き不良のお姉さんのようなカッコよさ、人を救いにいける熱いところが大好き」と、杏子の魅力を熱弁。

 喜多村は、「さやかは常に視聴者と一番近い立ち位置や目線にいた。運命に翻弄され、悩み、葛藤し、ソウルジェムが濁ってしまうほどの不完全さや青さがすごく人間らしい。ほむらのループの中でも流されないストイックさを持っている。今作でもさやかはすごく、“さやかっこいい”し“さや可愛い”。全てが好き」と、さやかへの愛を炸裂させた。

 悠木は、「当時は年齢が近くリアルに悩んでいたが、歳を重ねたからこそ、より愛おしく尊い存在だと思える。多くの人に愛され、その愛情を分け与えられるからこそ、自分を簡単に犠牲にできてしまうところも含めて好き」と、長年演じ続けてきたまどかへの思いを寄せた。

 斎藤は、「とにかく『まどかが好きなところ』が好き。大人は歳を重ねると上手な諦め方や心の守り方を覚えて納得させがちだが、ほむらは絶対に諦めない。進む前にリセットしてもう一度挑む強さ、『助けたい、守りたい』という純粋さと強さを一番尊敬している」と、ほむらへの思いを熱く語った。

 水橋は、「マミさんは『死んじゃったことで生き続けた』面白さがある。物語の起点になったからこそ、みんなの心の中に残り続けた。死ぬことで強烈な印象を残し、生き続けるマミさんの器の大きさを感じる」と持論を展開。

 阿澄は、「少女たちの中でなぎさは幼児寄りのメンタルを持っているからこその魅力がある。今作ではその面がより体感していただけると思う」と、新作で描かれるなぎさの魅力をアピールした。

 イベントの締めくくりには、斎藤が「『まどか☆マギカ』は通ってきた道で感想が全く変わる作品。観終わって『ん?』と思っても『おー!』と思っても自由。だってあなたの『まどか☆マギカ』だから。私たちが13年間大切にしてきたこの作品を、皆様の受け取る力を信じて送り出す。これからは皆様のものになるので、末永く愛してほしいです」と、これから作品を受け取る観客へ温かく語りかけた。

 最後に悠木が、「今作では、見滝原の仲間たちの“強さ”の部分も描かれており、キャラクターたちをさらに深く知っていただける機会になると思う。皆様の応援のおかげで、この神話が再び動き出す時が来た。劇場でご覧になる皆様はその神話の一員。ぜひこの先も語り継いでいっていただけたら」と呼びかけると、客席からは万雷の拍手が送られた。

 15年にわたり愛され続けてきた『魔法少女まどか☆マギカ』。13年ぶりの完全新作を、長年作品とともに歩んできたキャストとファンがともに迎えた記念すべき一日となり、温かい歓声と大きな期待に包まれる中、『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉』公開記念舞台挨拶は幕を閉じた。
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