「耳障りだ」「なぜ怒っているんだ」放送当初の逆境乗り越え40年…初のカラオケ1位・伯方塩業…

2026/07/14 07:15 

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約3秒のサウンドロゴ「伯方の塩」が、JOYSOUND週間ランキング首位に

 業務用通信カラオケ「JOYSOUND」は7日、伯方塩業の『伯方の塩』のサウンドロゴが、JOYSOUNDの総合カラオケランキング(週間:2026年7月第一週)で1位を獲得したと発表。「サウンドロゴ」が、30年以上の統計のなかで初めて頂点に立つという快挙を成し遂げた。たった3秒という“刹那”に、人々の耳に残り、歌いたいという欲求をくすぐるこのサウンドロゴはどのような経緯で誕生したのだろうか?『伯方の塩』を生産している伯方塩業が取材に応じ、喜びの声とともに、ここに込めた思いを明かした。

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■「違和感も含めて記憶に残り、長く使い続けることで耳になじんでいった」

――「JOYSOUNDの総合カラオケランキング」1位獲得おめでとうございます。この快挙をどのように受け止めていますか?

【伯方塩業】ありがとうございます。並みいる人気曲を押さえて1位になったことは、率直にうれしいの一言です。ただ、自分たちの努力で獲得したものではないので、実感はありません。これも皆さまがたくさん歌ってくれたからこそです。

――歌唱時間3秒というタイパの良さ、高得点を出すことが難しい“高難度曲”といううわさが広まり、逆にユーザーの挑戦心をあおったことなど、その要因はさまざまな分析がなされていますが、御社としてはどのような要因があると考えていますか?

【伯方塩業】『伯方の塩』のサウンドロゴが広く認知されていたことに尽きると思います。実際の歌唱時間が約3秒という限られた時間であることが、自分の個性を出しながら高得点を狙ってシャウトするというタイパの良さと、グループで歌唱することでの競技性、そして何より場が盛り上がる、といった理由から何度も歌われることで、1位を獲得できたと考えます。また、歌が苦手な人もサッと歌える手軽さもあるのかも知れないですね。SNSで偶発的に「伯方の塩チャレンジ」や「伯方の塩選手権」など投稿が増え、広がりを見せたことで、“チャレンジしてみたい”と思われるユーザーが増えたことも1位を獲得できた要因なのかと思います。

■「継続して放送することで徐々に認知が広がっていくのを感じていた」

――このサウンドロゴは、1987年に誕生し、約40年間使用されているとのことですが、どのような経緯で誕生したのですか?

【伯方塩業】当社は、法改正によって効率的な塩づくりが進められる中、「昔ながらの塩田でつくられていた塩を残してほしい」という消費者運動から生まれた会社です。創業当初は資金も十分ではなく、多くの方の支えがなければ立ち上げられませんでした。テレビCMも同様で、当時、CM制作は代理店に放送内容も全て依頼しており、その中で生まれました。そのため声の主が誰なのか、当社では把握していなかったんです。判明したのは、当社が創業50周年を迎えた2023年です。

――本格調査が行われ、サウンドロゴの作曲者は浦田博信さん、声優は音楽家の塩谷信廣さんと創業50周年イベントで発表されました。

【伯方塩業】そうですね。実は、放送当初「なぜ怒っているんだ」「耳障りだ」と言われたこともありました。

――約40年間愛され続けていますが、当初にはそんな声も…。こういった視聴者の声を受けて「廃止」を検討することもあったのでしょうか?

【伯方塩業】途中、スポットでバージョンや歌い手を変えたこともありましたが、継続して放送することで徐々に認知が広がっていくのを感じていたので、サウンドロゴを廃止する考えはありませんでした。でも、その違和感も含めて記憶に残り、長く使い続けることで耳になじんでいったのだと考えられます。そのかいあって老若男女を問わず、広く認知されてきたと考えられます。

――来年、このサウンドロゴは40周年を迎えます。なにか特別なことはお考えですか?

【伯方塩業】「40(周年)」は語呂合わせで、「シオ」と読めます。毎年秋に開催する当社恒例の「伯方の塩まつり」の中で大々的なイベントを実施したいと考えています。

――それは楽しみですね。今回、大きな注目を集めましたが、今後このサウンドロゴをどうしていきたいとお考えですか?

【伯方塩業】サウンドロゴはブランド認知を広げるきっかけとなったもので、当社にとって大きな財産と考えています。今後もテレビCMを放送する限り、使い続けたいと思っています。またテレビを見ない人も増加してきていることから、SNSでも発信を強化していきたいと考えています。

■「“約3秒間”が、皆さんに笑顔と元気をもたらす、楽しい時間を演出できたなら、これ以上うれしいことはありません」

――今回の結果を受け、読者にメッセージをお願いします。

【伯方塩業】歌っていただいた皆さまに、改めて感謝申し上げます。「は・か・た・の・しお♪」の“約3秒間”が、皆さんに笑顔と元気をもたらす、楽しい時間を演出できたなら、これ以上うれしいことはありません。デイリー・ウイークリーで1位になったことで、次はマンスリー1位!と期待してしまっています。マンスリー1位を目指し、引き続き応援(塩)をお願いいたします!

――最後に「高難度」ということですが、カラオケで歌う際のコツを教えてください。また、御社ではこの曲で高得点を取られる人もいらっしゃいますか?

【伯方塩業】(歌詞の)文字数が非常に少ないため、その中に「ビブラートやハモリ」などを詰め込むこと、原曲通り歌うことくらいでしょうか。もしかしたら『伯方の塩』を舐めながら、しょっぱい味覚を感じながら歌うと高得点が出せるかもしれません(笑)。私どもでも、70点程度しか取れません。80点以上が出にくいと言われていますので、ぜひ、最高得点を目指してこれからも歌ってほしいです。
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