フジ、佐藤二朗主演ドラマ制作巡る経緯を公表 主演俳優2人に謝罪「多大なるご負担とご心労」

2026/07/07 15:11 

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フジテレビ(C)ORICON NewS inc.

 フジテレビ4月期の連続ドラマ『夫婦別姓刑事』の撮影をめぐる一部報道について同局は7日、改めてコメントを発表。一連のトラブルの経緯を説明するとともに、SNS上で当事者への誹謗中傷が広がったことを謝罪した。

【写真】『夫婦別姓刑事』佐藤二朗・橋本愛の共演シーン

 フジテレビは同日、「当社ドラマ制作に関するご説明」と題した書面を公式サイト上で発表。「このたびは、当社制作のドラマに関して、報道やSNS上での様々な投稿等を契機として、関係者に対する誹謗中傷や、憶測・事実誤認に基づく情報発信が広がった結果、主演を務めたお二人の俳優に対して、多大なるご負担とご心労をお掛けする現状となっていることについて、当社としてお詫び申し上げます」と謝罪した。

 書面では、「これ以上の二次被害を防止するにあたっては、本件に関する事実関係や当社の対応について正確にお伝えすることが必要であると判断いたしました」として一連の経緯を説明。「出演に至るまでの確認・共有について」「撮影時の配慮実項の共有及び調整について」「その後の環境調整及び関係者への対応について」との項目で、詳細を明らかにした。

 発表によると、フジ側が女性俳優側から「キスシーンやベッドシーンがある場合は事前に相談し、インティマシーコーディネーターなどを関与させること」が出演の条件として伝えられたと明らかにした。こうした状況について、制作側は男性俳優のマネージャーに事情を共有したが、には配慮事項を伝えたものの、「演技に影響す男性俳優の演技に影響が生じかねないため、本人の耳には入れない方がよいとの意向」を受け、男性俳優の所属実務所側の意向を尊重したという。

 その中では当該俳優同士の車内での撮影について、台本上になかった接触があったことをフジ側などが問題視しているとの一部報道については否定。「女性俳優側は、このときの男性俳優の接触をセクシャルハラスメントであるとは受け止めておりません。また、当社としても、女性側の受け止めも踏まえて、この時の男性俳優の接触をセクシャルハラスメントとして問題視するものでもありません」と記した。

 またフジ側がハラスメント行為と認定した楽屋内でのやりとりの詳細についても記載。男性俳優にも、女性俳優に対する配慮事項を伝え、実前の承諾が必要な身体的接触の範囲について確し合い、合意に至った以降に、男性俳優が、再度女性俳優の楽屋を一人で訪れ、俳優活動に関する自身の考えを伝える場面があったことを伝え、「男性俳優の訪問が突然であったことと、その発言の内容や口調の強さに激しく動揺し、しばらくの間、女性俳優は涙が止まらない状態になりました」と明らかにした。

 その上で「当社は、本件に関し、関係者間の情報共有、配慮実項の確認・調整、撮影継続に係る判断等、当社の制作側としての対応について厳しいご意見があることを真摯に受け止めております。ドラマ制作の場を預かる立場として、関係者の心理的負担を可能な限り軽減し、安全に制作へ参加できる環境を確保することは当社の責任でありました。当社として一定の環境調整を実施したものの、関係者の負担を十分に軽減することができなかったこと、また、当事者間の関係の修復に至らなかったことについて、心苦しく思っております。特に、主演を務めたお二人の俳優に対して、多大なるご負担とご心労をお掛けする実態となっていることについては、これまで個別にお詫びと説明を行ってまいりましたが、改めて、この場をお借りして、深くお詫び申し上げます」と記した。

 同作をめぐっては、『文春オンライン』が1日、主演を務めた佐藤の共演者に対するハラスメント行為があったと報道。これに佐藤の事務所は一連の経緯を説明するとともに、報道内容に「到底受け入れることはできません」と反論。佐藤も自身のSNSで「数々の『ほんとうのこと』が、明らかになる日が来ることを、切に祈ります」と記していた。

 また2日にはフジ側も『文春』報道に対して声明を発表。撮影中の言動について「厳重注意を行うとともに、再発防止を求めたことは事実」とコメント。また「男性俳優が撮影中に女性俳優の顔に触れた点を問題として捉えているものではありません。男性俳優が、女性俳優が演技上の制約を有することになった経緯を認識しながら発した言葉等が、外部弁護士による調査において問題視された」としていた。

 同ドラマは俳優の佐藤二朗と橋本愛がW主演を務め、4月14日にスタート。コミカルな刑事ドラマの装いの裏に、緻密な謎と登場人物の感情が絡み合う、コメディーと考察要素が交錯するミステリードラマとして、6月23日に最終回を迎えていた。
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