Mrs. GREEN APPLE presents『CEREMONY』、世代やジャンル超え…
Mrs. GREEN APPLE presents『CEREMONY』より(撮影:田中聖太郎写真事務所)

【画像】写真で振り返る『CEREMONY』1日目、全出演者&円卓ショットも
「CEREMONY」は、ライブやフェスとは異なる、ファッションや音楽、カルチャーが融合した新しいエンタテインメントショー。「お互いの音楽やカルチャーを讃え合い、交わり合う」場であり、次世代のエンタテインメントコミュニティーのあり方を提唱するものとして昨年初開催された。2年目となる今年は、日程を2日間に拡大。6組ずつ全12アーティストを、ホストであるミセスが招聘した。
公演直前に行われたGREEN CARPETでは、出演者が華やかな衣装をまとってメディアに向けてあいさつ。たくさんの露出により、SNSでは開演前から盛り上がりを見せていた。会場内は上品で華やかなムード一色で、ステージはたくさんの生花で彩られ、花の香りに包まれていた。また、観客もドレスアップするなどしてこの日の雰囲気を楽しんでいた。
ステージの目の前には “アーティストラウンジ”が設けられており、開演直前になると出演者が続々と登場して円卓に着席。出演者も観客と一緒にパフォーマンスを楽しむことができ、ファンはアーティスト同士の交流を垣間見ることができるのも「CEREMONY」の特徴だ。
いよいよ開演。照明がほんのり落ちると、主催するMrs. GREEN APPLEの大森元貴(Vo/Gt)、若井滉斗(Gt)、藤澤涼架(Key)が登場した。大森は「第2回『CEREMONY』へようこそ」とあいさつし、「今日くらいは、競争心や闘争心ではなく、お互いのカルチャーに触れて、音に触れて、音を楽しむのが音楽だということを再提示したい」と思いを伝え、「すべてのアーティストに敬意を!」と開幕を宣言した。
ここから、タレントのサッシャと俳優の中条あやみが進行を務めた。最初のプレゼンターとしてAIが登場し、「素敵な場所に来られてうれしいです」「きょうは最高にピースに楽しんで帰りましょう!」と観客に呼びかけた。
最初のパフォーマンスは、4人組パフォーマンスチームのs**t kingz。ダンサーとしては初となる「武道館単独ライブ」を達成し、さまざまなアーティストの振り付けを手掛けている。1曲目「MORECHAU」からキレのあるダンスを見せ、会場はあっという間に熱気に包まれた。メンバーは、そんな観客の反応に感謝し、トップバッターを任されたことについて「Mrs. GREEN APPLEが、s**t kingzをどれだけ信頼してくれているかがわかります」などと喜びを伝えていた。また新曲「slow burn」では、スカーフを使ったダンスで観客を魅了。最後に「愛が呆れ果てるまで feat. 三浦大知, SKY-HI」を披露し、まっすぐな愛の気持ちを表現して締めくくった。
ここで、プレゼンターとして俳優の竜星涼が登場した。何の告知もないサプライズ登場で、観客は歓声を上げながら驚き。竜星は「僕にとって音楽は切っても切り離せないもの」などと音楽への思いを語った。
続く出演者は、シンガー・ソングライターのasmi。ミセスとは「ブルーアンビエンス feat. asmi」でコラボしたつながりがある。はじめに代表曲のひとつ、テレビアニメ『ポケットモンスター』のオープニングテーマ曲「ドキメキダイアリー」を披露し、ステージを駆けめぐりながら歌声を響かせた。そしてMCでは、「お花の香りがめっちゃいい!」「みんなのところまで届けばいいなと思って歌っていました」などと思いを語り、ミセスの楽曲をカバーしていた10年前を振り返り。とくに好きな曲として「Speaking」を挙げ、この会場に向かう車内で聴いていたと語り「ぽろぽろ涙が出てきて感慨深いです」「感謝の気持ちでいっぱいです」と吐露。最後に、切ないラブソングを表現した新曲「東京タワー」を歌唱し、ピュアな恋心を伝えた。
次に、プレゼンターとしてTOMORROW X TOGETHERのTAEHYUNが登場。「音楽には不思議な力があります」と日本語で話し、国や言葉が異なっても「心と心をひとつにつないでくれる」「音楽を完成させてくれるのがファン」などと思いを伝えた。
ここで、超ときめき▽宣伝部(▽=ハートマーク)のメンバーが元気いっぱいに登場。「最上級にかわいいの!」をパフォーマンスし、「この会場をときめきでいっぱいにできるようにがんばります!」と観客を賑やかに盛り上げた。続く「トゥモロー最強説!!」でもパワフルで賑やかなステージを見せ、会場は一気に華やいだ。そして最後の「超最強」では、観客全員に向かって「超かわいい」のコールを連発し、“アイドルパワー”全開のステージで観客を圧倒。大盛り上がりで幕を閉じた。
ポジティブなムードに包まれた中、次にプレゼンターとして登場したのは、お笑いコンビ・ドランクドラゴンの塚地武雅だった。ミセス藤澤とTBS系日曜劇場『リブート』で共演していたことから、「涼ちゃんに『リブート』でこめかみに拳銃を突きつけられました」「なんとか生還しました」などと自己紹介。また音楽への愛について、昨年は“通算60現場(ライブ会場)”に足を運んだと報告し、「音楽はごはんと同じくらい欠かせないもの」「体はごはんで太ってますが、心は音楽で太っております!」と宣言。観客は温かい拍手で応えた。
続いて、ORANGE RANGEが登場。ヒット曲「上海ハニー」のイントロから自然と手拍子が起こり、RYOが「ちょっと沖縄の空気をみなさんに伝えたいと思ってるけど、ついてきてくれますか」とあおると大きな歓声が。カチャーシーの輪が広がり、“沖縄ムード”に包まれた。勢いそのままに「夏も近づいてるし、これやっとかないといけないよね」と「イケナイ太陽」へ。全員が総立ちとなり大盛り上がりのなか、ラストは新曲「1000%」の“ド派手”なお祭りソングで締めくくった。
次のプレゼンターは、パリオリンピック・スケートボード女子ストリートの金メダリスト、吉沢恋だった。音楽との関係について「いつも自分の背中を押してくれて、時には寄り添って落ち着かせてくれる」とスピーチし、音楽への愛を語った。
重低音が響きわたり、ここでAIがクールに登場。ダンサーとともに「Not So Different」を披露した。東京で行われた国際会議「One Young World Japan」(2022年)のテーマソングに起用された楽曲で、たとえ国や立場が異なっても、心を開けば同じ人間であるというメッセージが込められている。まさに“ボーダレス”をうたう「CEREMONY」の場にふさわしく、パワフルな歌声で響かせた。その後、しっとりとしたピアノのメロディに続けてアコースティックバージョンの「ハピネス -Acoustic」を披露。優しく観客の心を包み、「Story」から「アルデバラン」へとつなげる。愛にあふれた歌声とMCなしのパフォーマンスに、観客は圧巻。惜しみない拍手を送っていた。
ここで、プレゼンターとしてs**t kingzのshojiとkazukiが登場。小学生の頃にダンスと出会い、30年経っても「今でも夢中」とクリエイティブへの思いを吐露。「これからも全力で、1人でも多くの人がダンスっていいな、ダンスって楽しいなって思えるように、心を込めてパフォーマンスしていきたい」などと思いを伝えた。
続いて登場したのは、韓国の5人組ボーイズグループTOMORROW X TOGETHER。「Stick With You」で美しいフォーメーションダンスを披露し、未来での再会を歌う「I'll See You There Tomorrow」では観客から熱い声援も起こった。MCでは「みなさんエネルギーにあふれていて、刺激を受けました」などと、メンバー全員が日本語でコメント。最後は、ミセス大森の提供曲「Force」について「素敵な曲をプレゼントして下さり、ありがとうございます」と感謝を伝えてから披露。メンバーはステージから円卓まで降り、大森ら、出演者も一緒に踊りながら音楽を楽しんでいた。
この日最後のプレゼンターは、ミラノ・コルティナ冬季オリンピック・男子ハーフパイプ金メダリストの戸塚優斗だった。ミセスの大ファンでも知られており、「僕にとって音楽というのは気分を上げるためのものではなく、自分と向き合う時間を作るもの」などと、何度も音楽に助けられたエピソードを語った。
ここでいよいよミセスのステージに。3人が登場し、「ANTENNA」のイントロが響き渡った。瞬く間に大歓声が起こり、大森が「いけるかー『CEREMONY』!」と呼びかけ。観客は手拍子で応答し、あっという間に会場は熱気に包まれた。そしてその勢いのまま「コロンブス」へ。大森が「もっともっと!声出せるでしょ」と盛り上げ、ハイトーンボイスを響かせた。
観客が余韻に浸るところで、温かなギターサウンドでNHK朝ドラ『風、薫る』の主題歌「風と町」へ。優しい歌声とメロディで心地よく聞かせた。そして続く「天国」では、圧巻の歌唱力とパフォーマンスを見せ、観客を釘付けに。最後の「GOOD DAY」で再び雰囲気を一変させ、全員で“ラララ”をコーラス。ピースフルなムード一色の中、大森が「どこまでもいけますね。きょうは本当にありがとう!」と感謝を伝えて締めくくった。
すべてのステージが終わり、ミセスの3人が再び登場してクロージングMCへ。大森は、「お互いを讃え合うとか、そういうのってきれいごとに聞こえるかもしれませんが、きれいごとを一生懸命やりたいなというふうに思って始めました」と、改めて『CEREMONY』についての思いを説明。じっくりと会場を見渡し、「楽しいですね、音楽って」としみじみと語った。そしてこの日のステージについて、「みんな本当に讃え合って、フラットでストイックだからこそ、順位をつけられたりとかということよりも遥かに心が満ちて、遥かに悔しい思いをした、そんな今日でした」と振り返り。「また“来年”お会いしましょう!」と、2027年も『CEREMONY』が続くことをサプライズで発表した。
なおゲスト席には、これまで登場した豪華なプレゼンターのほかにも、卓球日本代表の張本智和や、東京オリンピック・競泳の金メダリスト・大橋悠依、さらに南海キャンディーズ・山里亮太ら、多様なゲストが来場していた。世代もジャンルも目指す先も異なる面々だが、彼らの人生の支えとなっている「音楽」への思いは共通していた。その思いを共有してたたえ合う、特別な一夜となっていた。
【出演者&セットリスト】
■6月10日(1日目)
●s**t kingz
1. MORECHAU
2. slow burn
3. 愛が呆れ果てるまで feat. 三浦大知, SKY-HI
●asmi
1. ドキメキダイアリー
2. Call me
3. 東京タワー
●超ときめき▽宣伝部(▽=ハートマーク)
1. 最上級にかわいいの!
2. トゥモロー最強説!!
3. 超最強
●ORANGE RANGE
1. 上海ハニー
2. イケナイ太陽
3. 1000%
●AI
1. Not So Different
2. ハピネス -Acoustic
3. Story / アルデバラン
●TOMORROW X TOGETHER
1. Stick With You
2. I'll See You There Tomorrow
3. Force
●Mrs. GREEN APPLE
1. ANTENNA
2. コロンブス
3. 風と町
4. 天国
5. GOOD DAY
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