Mrs. GREEN APPLE presents『CEREMONY』、「やっぱり最高だな…

2026/06/28 13:30 

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Mrs. GREEN APPLE presents『CEREMONY』より(撮影:田中聖太郎写真事務所)

 Mrs. GREEN APPLEが立ち上げた新しいエンタテインメントショー「Mrs. GREEN APPLE presents『CEREMONY』」(以下「CEREMONY」)が、6月10日と11日の2日間、神奈川・Kアリーナ横浜で開催された。11日の様子をレポートする。

【写真多数】多様なステージ&世界観たっぷり!『CEREMONY』(2日目)

 ステージが開演し、主催するMrs. GREEN APPLEの大森元貴(Vo/Gt)、若井滉斗(Gt)、藤澤涼架(Key)が登場した。3人は、開催直前のGREEN CARPETでも披露した「桃太郎」からインスピレーションを得た装いで登場。大森が「『CEREMONY』へようこそ!」とあいさつし、前日の公演について「最高の日になりました」と振り返り。音楽は自身にとって「人生の彩りには欠かせない素晴らしいもの」であり、また表現者の立場から「どうか今日くらいは、綺麗ごとでもいいのでここで共にする全員とつながりを持つ。綺麗ごとでもいいから、そんなことも一生懸命に感じられる。そんな2日目にできるとうれしく思います」などと、音楽への思いを丁寧に伝えて2日目の開幕を宣言した。

 昨日に続き、タレントのサッシャと俳優の中条あやみが進行を務めた。最初のプレゼンターは藤澤で、「いつものライブやフェスと全然違う空気感で、ドキドキしてますよね。僕もめちゃめちゃドキドキしてます!」「1日を通して、音楽が好きでよかったなと立ち返っていただけたらと思います」と呼びかけ。様々なジャンルのアーティストが登場することから、「もし楽しみ方がわからなくなったら、僕を見てくれたらと思います。ぜひリラックスして思う存分、楽しんでいきましょう!」と温かなコメントを寄せた。

 最初に登場したのは、上白石萌音。映画『君の名は。』の主題歌「なんでもないや(movie ver.)」を美しい歌声で披露し、ステージの世界へと一気に引き込んだ。MCでは「素敵な夜です」「いい曲歌おう!」と観客に声をかけて「懐かしい未来」へ。透明感のあるハイトーンボイスを響かせ、最後に朗読劇で語りを務めた大森のソロ曲「メメント・モリ」をカバーした。バックスクリーンに絵本の物語が映し出される中、人のつながりと温もりを描いた物語を丁寧に表現。客席でじっくり聞き入る大森と、お互い拍手でたたえ合うシーンが印象的だった。

 次にプレゼンターのTWS・JIHOONが日本語で、「私たちは同じ感情を分かち合い、同じ瞬間を共にすることができます。それこそが音楽が持ってる一番大きな力」と音楽への思いをスピーチ。5人組バンドのネクライトーキーへとつなげた。

 ネクライトーキーは、代表曲のひとつといえる「北上のススメ」をパフォーマンス。ドラムとベースで力強いサウンドを響かせながらも、軽快なギターとキーボードでポップな世界を作っていく。ボーカル・もっさの芯を感じさせる歌声が、観客の心を掴んでいた。勢いそのままに2曲目の「オシャレ大作戦」へ。疾走感たっぷりのバンドサウンドで、観客はノリノリになっていた。MCではもっさが、3年前のミセスとの対バン公演を振り返り、言葉を詰まらせながら「お互い、それぞれの道で成長したなと…」としみじみ。アーティスト同士が「根っこのところが同じだったら共鳴できると思います」と思いを伝え、新曲「余計なこと」を熱唱して締めくくった。

 観客が余韻に浸る中、プレゼンターとして、レスリング女子元日本代表の吉田沙保里が登場。レジェンドの登場に歓声が沸いた。吉田は33年間のレスリング生活を振り返り、さまざまなシーンで音楽に助けられ「自分を奮い立たせていた」と語った。

 続いて、25歳のシンガー・ソングライター、サカグチアミがバンド形式で登場し、2017年のメジャーデビュー曲「好-じょし-」を披露した。MCでは、ミセスの楽曲もカバーしたという14歳の頃を回顧。その後、坂口有望から現在のカタカナ表記に改名するきっかけとなった「名前」を披露。最後に、まだ音源化していない新曲「裸」を弾き語り。“自分を愛する”気持ちをまっすぐに歌い上げた。

 温かなムードに包まれた中、上白石がプレゼンターとして登場。満ち足りた心境を語り、冒頭で大森が話した“綺麗ごと”について「こんなにも綺麗なことで満ち溢れた、そして綺麗なことを信じていたい、信じられると思える場所にいられて、今日本当に幸せです」と話した。

ここから後半戦がスタート。FRUITS ZIPPERが勢いよく登場し、「はちゃめちゃわちゃライフ!」でポップな世界観を演出し、大声援を集めた。続いて「ハッピーとニューカワイイをお届けしていきたいと思います!」と元気にあいさつし、新曲「ぱわーオブらぶ」をパフォーマンス。ラストの「わたしの一番かわいいところ」では、ミセスの3人も一緒にダンス。途中からメンバーが藤澤を特設ステージに招き、ラストは藤澤を含めた“8人”のポーズで締めくくるサプライズで盛り上げた。

ここでプレゼンターとして登場したのは、落語家の立川志らく。娘がミセスの大ファンで、自身も楽曲を聞いており「ミセスの音楽は、昭和の音楽の風が吹いているんです。それが心地いい」などと絶賛していた。

 次に、客席をあおりながらマキシマム ザ ホルモンが登場。1曲目の「シミ」から重低音でラウドを浴びせると、観客はヘドバンで応えて一気に熱が高まった。『CEREMONY』のTシャツを着用したナヲは、「さあみなさん!ボーダレスを喰らう覚悟はできているかー?」と呼びかけ。声援で応える観客に向けて「maximum the hormone II~これからの麺カタコッテリの話をしよう~」へ。さらにMCで、ダイスケはんが、ミセスに以前「むちゃくちゃ高い焼肉おごった。マジだから!」などとバンド同士の交流を告白。笑いを交えたトークで沸かせつつも、最後の「恋のメガラバ(CEREMONY edit)」で、関係者までも“あおり”、圧巻のパフォーマンス。「ありがとうミセス!また遊ぼうぜ」と叫んで締めくくり。あっという間のステージだったが、中学時代からのファンという若井は大興奮で「やったー!」とうれしい雄叫びを上げていた。

 ここで、元競泳選手で2012年ロンドンオリンピック・競泳銀メダリストの入江陵介がプレゼンターとして登場。音楽との関わりについて、中学3年生までピアノを習っていたことや、競泳での試合や練習で何度も音楽に助けられたと説明。「音楽は僕にとって一番の味方」と熱く語った。

 入江のスピーチを受けて登場したのは、韓国の6人組ボーイグループ・TWS。メンバーのHANJIN(ハンジン)は、けがの影響で、椅子に座ったままのパフォーマンスだった。日本デビューシングル「はじめまして」を、軽快なダンスとさまざまな表情で披露。MCでは「美しい夜ですね。招待してくださって、本当にうれしいです」と日本語であいさつし、続く「You, You」では観客に振り付けを伝えながら一緒にダンス。礼儀正しいふるまいと親しみやすいキャラクターで、観客の心を掴んでいた。そしてラストの「OVERDRIVE」で、美しいフォーメーションダンスを次々に披露。多彩なパフォーマンスで魅了していた。

 最後のプレゼンターは、MCとして2日間にわたって『CEREMONY』を盛り上げた中条あやみ。「あがり症なので手紙を…」と手紙を読み上げ、音楽を「人生という映画の壮大なオーケストラ」と例えて芸能活動をはじめた約15年を振り返った。多くの人に助けられ、「いろんな音楽が人生と共に彩られる。そんな最高のオーケストラに、私は今日もこの瞬間に出会いました」と感謝を伝えた。

 いよいよトリを飾るMrs. GREEN APPLEの順が来た。メンバーが登場すると、おなじみのモールス信号が流れ、大森が「CEREMONY !」と呼びかけて「ANTENNA」からスタートした。瞬く間に会場が煌びやかな雰囲気に包まれ、一体感のある手拍子で盛り上がった。続く2曲目に「クスシキ」を披露。前日と異なるセットリストで観客を驚かせ、疾走感たっぷりのサウンドで観客のボルテージをさらに高めた。ここで空気を一変させ、穏やかなギターの音色とともにNHK朝ドラ『風、薫る』の主題歌「風と町」を披露。さらに続く「天国」では、圧倒的な表現力に観客は圧倒。最後の「GOOD DAY」では、観客を交えて全員の合唱で締めくくった。めまぐるしく変わる世界を見せたセットリストで、ここでも“ボーダレス”が表現されていたようだった。

 すべてのステージが終わり、ミセスの3人が中央に並んで登場。大森は「フェスでも対バンイベントでもなく、授賞式でもない。そんな場所を体現できている気がして感無量です」「やっぱり最高だな、音楽って。それを心の底から感じることができる」などと、これまでのステージを振り返った。また、ランキングなどの指標は「僕らを突き動かすパワーにもなる」としつつも、「勝ち負けを決められるよりもすごくうれしくて、悔しさを覚えた。そんな『CEREMONY』になりました」と充実した表情を見せ、「また来年の『CEREMONY』で会いましょう!」と宣言。最後にメンバー3人は、マイクを通さない地声のまま大きな声で「ありがとうございました!」と直接感謝を伝え、名残惜しそうな様子でステージを後にした。

 なおこの日のゲスト席には、パリオリンピックのブレイキン(ブレイクダンス)男子に出場したShigekixこと半井重幸や、パリオリンピック柔道女子78キロ級5位、混合団体で銀メダルを獲得した高山莉加。マイケル・ジャクソンの振付・演出を手掛けたトラヴィス・ペインなど、ジャンルや国籍を超えた豪華な面々。それぞれが音楽への熱い思いを伝えていた。

【出演者&セットリスト】
■6月11日(2日目)
●上白石萌音
1. なんでもないや(movie ver.)
2. 懐かしい未来
3. メメント・モリ

●ネクライトーキー
1. 北上のススメ
2. オシャレ大作戦
3. 余計なこと

●サカグチアミ
1. 好-じょし-
2. 名前
3. 裸

●FRUITS ZIPPER
1. はちゃめちゃわちゃライフ!
2. ぱわーオブらぶ
3. わたしの一番かわいいところ

●マキシマム ザ ホルモン
1. シミ
2. maximum the hormone II~これからの麺カタコッテリの話をしよう~
3. 恋のメガラバ (CEREMONY edit)

●TWS
1. はじめまして
2. You, You
3. OVERDRIVE

●Mrs. GREEN APPLE
1. ANTENNA
2. クスシキ
3. 風と町
4. 天国
5. GOOD DAY
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