『ポケモン生態図鑑』印税から2000万円、動物の行動生態学の研究に寄付

2026/06/18 10:09 

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『ポケモン生態図鑑』 (C)2025 Pokemon. (C)1995-2025 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc

 株式会社ポケモンは18日、日本での生き物の基礎研究のさらなる発展に寄与することを目的として、書籍『ポケモン生態図鑑』の印税から2000万円を寄付したことを発表した。今回の寄付は、動物に小型計測器を装着して行動を調査する手法「バイオロギング」の長期研究を支える、「バイオロギング支援基金」に対して行われる。

【画像】見やすい!カイリューVSガブリアス 『ポケモン生態図鑑』収録ページ

 2025年6月に発売された書籍『ポケモン生態図鑑』は、『ポケットモンスター』シリーズに登場する仮想世界の不思議な生き物「ポケモン」の生態を、現実世界の生き物の行動生態学の視点でまとめた、全く新しい図鑑。株式会社ポケモンの理念である、「ポケモンという存在を通して、現実世界と仮想世界の両方を豊かにすること」をテーマにしている。

 2025年6月18日に『ポケモン生態図鑑』が発売されてから1周年。累計発行部数は80万部を超え、2025年の年間ベストセラーや日経MJヒット商品番付に選出され、2026年上半期ベストセラー(日販調べ)にて児童書部門の1位を獲得するなど、大きな話題となった。

■仮想世界の生き物を調べた『ポケモン生態図鑑』から、現実の野生動物の研究を支える恩返しへ
 本作の企画・構成・執筆を行った米原善成(株式会社ポケモン)およびイラストを手がけた、きのしたちひろは、ともに東京大学大学院農学生命科学研究科、大気海洋研究所で、バイオロギングを通じて動物の行動や生態を研究し、博士号を取得している。研究活動を通じて培われた知見が『ポケモン生態図鑑』の制作を支え、多くの読者にポケモンの魅力と生き物の面白さを伝える、きっかけを生んだ。

 この知の循環をさらに広げるため、「バイオロギング支援基金」への寄付を通じて、この研究活動の基盤となった東京大学大気海洋研究所の行動生態計測グループの研究に、本作の印税の一部を還元し、日本の行動生態学や生き物の基礎研究の発展を支援する。

 【バイオロギング支援基金】は、野生動物に小型計測器を装着し、自然な姿や行動を記録する「バイオロギング」研究を支援する基金。野生の生物のモニタリングやフィールドでの継続的な調査が必要となるこの研究手法を、中長期的に支えることを目的としている。
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