北山宏光、恐怖を増幅させる“怪演”、雪国を侵す“白い怪異”描くホラー映画『氷血』予告映像&…

2026/06/03 07:30 

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北山宏光主演、加藤千尋(セントチヒロ・チッチ)がヒロインを演じる映画『氷血』(7月3日公開)ポスタービジュアル (C)2026映画 「氷血」 製作委員会

 歌手・俳優の北山宏光が7年ぶりの映画出演にしてホラー映画初主演を務める『氷血』が、7月3日より全国公開される。このほど、本予告映像とポスタービジュアル、場面写真が一挙解禁された。

【動画】北山&加藤が“恐怖顔”を披露『氷血』予告映像

 近年、『8番出口』『近畿地方のある場所について』『事故物件ゾク 恐い間取り』など話題作が相次ぐ日本ホラー界。その最前線に新たな衝撃作として登場するのが本作だ。

 監督を務めるのは、『ミスミソウ』で知られる内藤瑛亮。脚本は「第3回日本ホラー映画大賞」受賞者の片桐絵梨子が担当し、撮影監督には『ドライブ・マイ・カー』の四宮秀俊が参加。雪に覆われた白い世界を、美しくも残酷な映像体験へと昇華させた。

 物語の主人公は、認知症の父を介護するため雪国の実家へ戻った稔(北山)。妻・悠希(加藤千尋)と息子・晶を連れ帰郷するが、父・茂(佐野史郎)が“何か”に怯えながら雪の中へ消え、謎の死を遂げたことをきっかけに、家族の日常は静かに崩壊していく。

 古くから雪国で語り継がれてきた“白い存在”。それが何なのか、誰も知らない。だが、“それ”を感じた瞬間から、人々の視線は狂い、行動は歪み始める。

 吹雪は強まるほど視界を奪い、人を迷わせる。絶望的なホワイトアウトの恐ろしさと、その奥に潜む異様な美しさ。“白の恐怖“は、呼吸が凍りつく速度で、観る者の感覚を侵蝕していく――。

 解禁された予告映像では、穏やかだった家族の暮らしが異変によって侵食されていく様子が映し出される。冷たい視線でこちらを見つめる悠希、家の中で母を探し回る晶、廊下に飾られた怪しい雰囲気を漂わせる絵画、そして、優しい言葉とは裏腹に狂気の目つきで首を傾げる稔。家族の周囲で起こる“怪異”が収められている。

 中でも印象的なのは、北山演じる稔が勢いよく扉を開け、「何やってるんだよ」と静かに迫ってくるシーン。淡々とした口調の奥に潜む狂気が、不穏な恐怖を増幅させる。やがて、叫び声に共鳴するように家族それぞれの感情が爆発。映像のラストでは、吹雪の中に無数の“白い女”が現れる衝撃的なカットも登場。幻想なのか現実なのか判然としないまま、観る者を恐怖の渦へ引き込む内容となっている。

 あわせて解禁されたポスタービジュアルには、“白い女”に抱きつかれながら虚ろな表情を浮かべる稔の姿が収められた。背後には正体不明の存在がのぞき込み、「呼吸、凍結。」というキャッチコピーとともに、作品の不穏な世界観を表現している。

 場面写真には、雪国を舞台に、家族の日常が少しずつ侵蝕されていく様子が切り取られている。白い女の腕をまとわりつかせながら不気味な視線を向ける稔や、凍てつく雪原にたたずむ悠希の姿は、本作が描く“白の恐怖”を象徴するようだ。

 一方で、稔、悠希、晶の家族3人が穏やかな時間を過ごすカットも収められており、その後に訪れる異変との鮮やかなコントラストが際立つ。何かに怯えたまま怪死を遂げた父・茂の野辺送りの場面からは、雪深い土地ならではの閉塞感も伝わってくる。

 さらに、家の中に飾られた巨大な“白い女”の絵を見つめる晶、不気味な暗室で何かを発見し恐怖におののく悠希、吹雪の中で悠希を必死に抱きかかえる稔の姿も。加えて、斧を手にした晶を捉えた不穏なカットなど、観る者の不安をかき立てる。


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