アニメ監督・佐藤竜雄さん死去で関係者・ファン追悼 『機動戦艦ナデシコ』『モーレツ宇宙海賊』…

2026/05/07 19:36 

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アニメ監督・演出家の佐藤竜雄さん、肝不全で死去

 『機動戦艦ナデシコ』『モーレツ宇宙海賊』などで知られるアニメ監督で演出家の佐藤竜雄さんが、4月24日に肝不全で亡くなった。61歳。アニメ企画・制作の会社「NAGOMI」が7日に発表した。突然の訃報にSNS上では関係者から追悼の声があがっている。

【画像】アニメ監督の佐藤竜雄さん死去 訃報全文

 訃報については書面にて「弊社制作のアニメーション作品において、監督としてご参画いただき多大なるご尽力を賜っておりました佐藤竜雄氏が、かねてより療養中のところ、2026年4月24日、肝不全のため永眠いたしました。享年61歳でした」と報告。

 続けて「佐藤監督には、現在制作中のアニメーション作品においても精力的に取り組んでいただいておりました。その情熱と多大なる貢献に深く感謝するとともに、謹んでお悔やみ申し上げます」と追悼した。

 佐藤さんの訃報に『ガールズ&パンツァー』などで知られる水島努監督はXで「佐藤竜雄さん、突然のことで言葉もありません。お悔やみを申し上げます」、『逮捕しちゃうぞ』などで知られる漫画家の藤島康介は「誕生年月日が完全一致なので毎年一緒に歳をとっていた佐藤竜雄さんが…もう今年の誕生日は祝い合えないのか…」などと追悼。

 音楽ユニット・angelaのatsukoは「竜雄さん。angelaのデビュー作『宇宙のステルヴィア』で大変お世話になりました。2003年当時ご自宅に招いていたただき、声優さん達とたこ焼きや鍋をご一緒して。右も左も分からない私たちと仲良くしてくださったこと忘れません。ライブにもたくさん来てくれました。この世界の優しさに触れた最初でした。のびのびとライブやイベント等で歌えたのは、ステルヴィアの空気感が大きかったです。ありがとうございましたと、お伝えしたかったです」と思い出を振り返った。

 ファンもXを通じて「佐藤竜雄監督……。あまりに早すぎますよ」「佐藤竜雄監督の新作をもう観られないと思うと辛い」「ナデシコは名作でしたね。ご冥福をお祈りいたします」などと追悼している。

 佐藤さんは、1964年(昭和39年)7月7日生まれ。神奈川県大磯町出身。血液型A型。早稲田大学卒業後、亜細亜堂に入社。アニメーター(動画)、演出助手を経て1989年演出家に。

 主な参加作品は『ちびまる子ちゃん』、『赤ずきんチャチャ』。『飛べ!イサミ』(1995年)でTVシリーズ初監督。次いで『機動戦艦ナデシコ』(1996年)を手がけ、劇場版『機動戦艦ナデシコ』(1998年)で日本SF大会で星雲賞を受賞。

 湯浅政明と組んだ『ねこぢる草』では、モントリオール・ファンタジア映画祭の最優秀短編賞と批評家賞、文化庁メディア芸術祭の優秀賞を受賞。自身のオリジナル作品である『学園戦記ムリョウ』では、原作と全話の脚本も担当(いずれも2001年)。

 監督とシリーズ構成を兼ねた『モーレツ宇宙海賊』(2012年)によって二度目の星雲賞を受賞、翌々年には劇場版『モーレツ宇宙海賊 ABYSS OF HYPERSPACE -亜空の深淵-』が公開された。
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