「住んでから気づく…」プロが指摘する“疲労が蓄積していく家の特徴”6選に「知らなかった!」…

2026/04/01 07:50 

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お風呂にトイレ、キッチンも…足腰が弱った時に“毎日が修行”になる仕様があるそう!

 終の棲家に…という思いで理想を詰め込んだ夢のマイホーム。しかし老後を迎えたとき、熟考したはずの住まいの仕様が日常に影を落とすことがある。そんな、見落としがちな“疲労が蓄積しやすい家の特徴”をユーモラスに紹介した動画『老後疲れる家の仕様6選』に100万回再生を超える反響があり、「知らなかった!」「勉強になる」「トイレと風呂は盲点だった…」など様々な声が寄せられている。家づくりに関する情報を発信している「HAPINICE(@hapinice)」さんこと、創業約60年の工務店社長・林拓未さんに話を聞いた。

【写真】「おしゃれでもNG」“疲れやすい家の仕様”6選とは…?

■「“映える家”ばかりを参考にしてしまうと、のちのち後悔することに」

――9割の人が住んでから気づく“疲労が蓄積していく仕様”を紹介した動画「老後疲れる家の仕様6選」が大きな反響を集めています。まずは投稿の背景をうかがえますか。

「この動画は、家づくりをする際にSNSなどで人気の『映える家』ばかりを参考にしてしまうと、のちのち後悔することになる…というのを伝えたくて企画したものです。ほとんどの方にとって家づくりというのは一生に一度の経験で、人生最大の買い物になりますよね。普段は扱わない大きなお金に、きらびやかなショールーム。そんな環境にあると、普通の人は“マイホーム・ハイ”になり冷静な判断ができなくなってしまいます」

――目の前のことで、頭がいっぱいになってしまいますよね。

「ですが、家というのは数十年住み続ける場所です。好みやオシャレさだけで選んでしまうと、老後になって絶対に後悔するということを、私たちプロは経験上よく分かっています。そこで、キラキラして見える“理想の家”の裏にある不都合な真実を、ユーモアを交えて伝えようと考え、このような動画にしてみました」

――今回の「疲れやすい家の仕様6選」はランキング形式で紹介していらっしゃいますが、この順位はどのような点を重視して決められたのでしょうか。

「基準としたのは『日々の生活への影響度』と『後からの修正不能度』です。若いうちは笑って過ごせても、足腰が弱った時に“毎日が修行”になるような仕様を、罪が重い順にランク付けしてみました」

――確かに、じわじわと効いてきそうな内容ばかりです…。この中で特に「これは避けてほしい」と考える仕様をひとつ挙げるとしたらどれでしょうか?

「特に避けてほしいのは、1位に挙げた『ダークカラーの浴室』ですね。雰囲気はホテルのようでカッコいいのですが、水道水に含まれるカルキが乾くと白い跡になり、水垢との終わりなき戦いが始まります」

――想像しただけで、恐ろしいです…。

「1日の疲れを癒すはずの場所が、一番の『掃除疲れ』を生む場所になってしまう。これはまさに本末転倒です。時々いらっしゃる、お風呂掃除大好きな方にしか勧められません(笑)」

■プロでも失敗する家づくり 「信頼できる人からの客観的な意見」が大切に

――動画で紹介した「6選」以外に、見落とされがちな“老後に負担になりやすい住まいの仕様”はありますか?

「この動画では紹介していませんが、意外と盲点なのは“コンセントの位置”です。コンセントって『足元にあるのが当たり前』と思いがちではないでしょうか? でも、場所によっては高い位置に設置することで、使い勝手が何十倍も良くなることもあるんです」

――コンセントの高さ…あまり意識したことがありませんでした。

「コンセントを抜き挿しする度にしゃがむのは、老後ともなればなおさら大変になります。一方、立った姿勢で挿せれば力も入りやすいですし、足を引っ掛けて転倒する心配もなくなる…一石二鳥ですよね。今回の動画の第2弾として投稿した『老後超しんどい仕様6選』では、さらにいくつか“注意したい仕様”を紹介していますので、よければそちらもご覧ください」

――最後に、愛知県で創業約60年の工務店を営むプロの視点から、これから家を建てる方やリフォームを検討している方に向けて、「老後も快適に暮らせる家づくり」のアドバイスをお願いします。

「『舞い上がらないようにしよう』『冷静でいよう』と無理に気を張るよりも、時には“諦める”ことも大切だと思います。数千万円という買い物は、私たちプロであっても慣れていませんし、失敗することもあります(笑)。だからこそ、信頼できる家族や友人、そして住宅会社の人に、客観的な意見をもらうことがとても重要だと思います」

――自分たち以外の視点を取り入れることが大事と。

「はい。自分たちだけでは気づけないところを、年齢や価値観の異なる周りの人に指摘してもらう…それだけで、家は何倍も良くなるはずです。皆さんの理想の家づくりが実現すること、そして私たちの発信している内容が、少しでもその助けとなることを心から願っております!」


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