『横浜ネイバーズ』Season1完結で原作者・岩井圭也氏が現場訪問 大西流星、“見た目ボロ…
東海テレビ×WOWOW 共同製作連続ドラマ『横浜ネイバーズ Season1』より大西流星、岩井圭也、原嘉孝(C)東海テレビ/WOWOW

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原作は岩井氏による令和版「IWGP」と話題の人気小説。大西が演じるのは、中華街で育った“頭は切れるのに怠け者”という一風変わったニートの青年・小柳龍一(通称:ロン)。原が演じる兄貴分の刑事・岩清水欽太(通称:欽ちゃん)や仲間たち“ネイバーズ”と協力しながら、さまざまな事件に挑んでいく。横浜を舞台に、人情とミステリーが交差するヒューマン・エンターテインメント。
■原作:岩井圭也インタビュー・コメント
――実際に撮影現場をご覧になって、どのような印象を持たれましたか?
私がお邪魔した撮影現場は、Season1最終話のある場面でした。非常に緊張感のあるシーンで、みなさんの迫力ある演技をじかに目撃できたことは幸せな経験でした。オフの時間に流れる空気からも、雰囲気の良さを感じました。スタッフの皆さんにも大変お世話になりました。当日は薄着で震えていたところ、衣装部の方が上着を貸してくださいました。あの時のご恩は忘れません。
――映像化された作品をご覧になっての感想をお聞かせください。
今回の映像化は、原作の持つスピリットを忠実に再現するだけでなく、それを大幅に「拡張」してくださったと感じます。たとえば、執筆中に思いが及んでいなかった部分まで触れられたり、小説では描かれていない部分が表現されたりと、原作者としても数々の発見がありました。今後、この映像化から受けたインスピレーションを執筆に活かしていきたいです。
――執筆時に思い描いていたキャラクター像と実際に演じたキャストの印象は?
みなさん、イメージにぴたりとハマっていて驚きました!大西さん演じるロンや原さん演じる欽ちゃんをはじめ、ヒナ、マツ、凪といった登場人物全員が、息遣いの感じられるリアルなキャラクターとして作中を生きていることに興奮しました。「横浜ネイバーズ」シリーズでは、各巻の装画にフジモトゴールドさんによるキャラクターのイラストが使用されているのですが、そのイラストの印象との一致度にも感動しました。
物語はついにクライマックスへ。さまざまな事件や出会いを通して成長してきたロンとネイバーズ。仲間との絆、家族との過去、そして自分自身と向き合い続けた日々。これまで歩んできた軌跡を、ロンを演じた大西が改めて振り返る。
Season1について大西は「ロンくんの視点が軸でしたが、振り返ると、ロンくんが一人で突き進んでいくというよりも、欽ちゃんをはじめとしたネイバーズの仲間たちとの関わりの中で物語が進んでいった印象が強いですね。それぞれのキャラクターの想いや背景が丁寧に描かれていて、物語を追っていくうちに、自然とネイバーズの絆やつながりを感じられる作品になっていたと思います。観てくださった方にも、その温かさや人と人とのつながりが伝わっていたらうれしいです」と呼びかける。
ロンを演じるなかで「『この人はこういう人だ』って決めつけることを、ロンくんはきっと一番嫌うんじゃないかなと思っています。誰にでも、その人にしか分からない感情や事情があり、自分の目で見て、自分の心でちゃんと感じて理解しない納得できない。ロンくんは、そういう姿勢を大事にしているキャラクターだと思います。7話で、かすみが亡くなる前にSNSに投稿していた内容を凪と一緒に見ながら、『あの子がどんな気持ちでいたかなんて、俺らが決めつけちゃいけないな』というセリフがあって、すごく印象に残っています。ああ、やっぱりロンくんらしい言葉だなって思いましたし、同時に自分自身もハッとさせられるような大切にしたい考え方の一つです」と影響を受けることもあったそう。
さらに「ロンくんは、これまで演じた役よりセリフが自然と入ってきて、比較的スムーズに覚えられたという感覚があります。自分にはキャラクターが合っていたのかな。セリフに関しては、どうしても関西弁のなまりが少し出てしまうことはあり、そのたびに直していただいたりはしていたんですが、それもいつものことというか(笑)。なので、特別苦労したという印象はなく、全体を通して前向きに、楽しみながら向き合えました!」と充実の表情。
撮影では「アクションと呼ぶほどではないものの、縛られたり殴られたり、これまであまり経験のないシーンが続きました。見た目もボロボロになることが多かったですが、それでも体当たりで人を助けにいく姿は、とても印象に残っています。自分の体を張って誰かのために動く姿は、『親仁善隣』をまさに体現しているように感じましたし、演じる側としても強く心に残るシーンになりました」とロンとして生きた日々を噛み締めている。
またそんな物語の鍵を握る重要人物・孝四郎を演じた河相にもインタビュー。役に込めた思いや撮影現場で感じたこと、そして最終話に向けた見どころについて語っている。
河合は「今回はピュアで心の優しい人物を演じられて、素直にうれしかったです。また、息子が成長していくにあたって、人として大切な相互の尊重を説く大切な役割がある役なので身が引き締まる思いでした。1話でロンに「親仁善隣」の意味を「隣人を等しく助け、思いやって生きよう」と語るんですが、あの言葉が孝四郎という人物の軸であり、役の根幹だと感じていました。その考えを中心に人物像を組み立てていくと、誰に対しても分け隔てなく接する人として演じるのが一番自然だと思い、演じています」と役柄への思いを明かす。
孝四郎については「回想シーンの中で少しずつ人物像が見えてくる構成になっています。一つ一つの回想を丁寧に演じて、前後の流れの中で「なるほど、そういうことだったのか」と自然に伝わるよう意識していました。これまで誤解されていた出来事や嘘だと思われていたことが、時間を遡りながら段階的に解きほぐされていく作品だからこそ、その繊細なニュアンスが伝わるよう心がけて演じています。また、不二子役の伊藤歩さんとは、初共演でして、とても繊細なお芝居をされる方なので、その場の空気感を大事にしながら、いかにも作られた回想シーンにならないよう意識していました。画面を見た瞬間に、孝四郎が重ねてきた時間を感じてもらえないと意味がないと思うので、その部分には一番、神経を使って演じました」と振り返る。
また、「ロンにとって、お父さんの存在はとても大きなものですから、その関係性がきちんと描けているかどうかが、ひとつのポイントになると思います。見どころ、というほど大げさなものではないかもしれませんが、物語が進んでいくにつれて、父親に対するロンの気持ちも少しずつ描かれていきます。その部分については、自分なりにいろいろと考えながら演じてきましたし、そうした積み重ねが、きちんとした形で画面に表れているのではないかと感じています」と手応えを明かしている。
「最終話では、孝四郎の死の真相も含めて、小柳家の過去がいよいよ明らかになります。共演者の皆さん本当に素敵な方ばかりなので、きっといい作品に仕上がっているはずです。横浜という街が持つ独特の空気感や、映像としての美しさも大きな魅力になっていると思います。僕自身も完成を見るのが楽しみですし、ぜひ皆さんにも、物語の行き着く先を一緒に味わいながら楽しんでもらえたらうれしいです」とコメントした。
■最終話「親仁善隣」
南条不二子(伊藤歩)が13年前に捨てた街・横浜に戻ってきた。その目はうつろに何かを探しているように見えて…ロンは欽太からの情報で、不動産詐欺グループ「マザーズ・ランド」を調査するため不動産会社に潜入。首謀者の似顔絵は母・不二子にそっくりだった。不二子は仲間から、警察にマークされている可能性から横浜を避けるよう進言されるが、そこでなければ意味がないと告げる。13年前に亡くなったロンの父・孝四郎。酒が飲めない父の部屋に残された2つのビールグラス、古びたパソコン、「親仁善隣」の言葉。果たして父の死の真相は(!?)隣人(ネイバーズ)たちによる群像ミステリー、いよいよ最終回。
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