エコー検査、ベタつかない&拭き取り不要のゲルパッドを開発 近畿大学医学部らの研究グループ

2026/01/13 18:07 

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エコー検査、ベタつかない&拭き取り不要のゲルパッドを開発

 近畿大学医学部(大阪府堺市)放射線医学教室(放射線腫瘍学部門)門前一教授、原拓也講師らを中心とした研究グループは、13日までに、超音波(エコー)診断に用いる液体超音波ゼリーの代替となる、新しい固形超音波診断用ゲルパッドを開発したと発表した。

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 ゴム製品メーカー・早川ゴム(広島県福山市)との共同研究によるもの。マメ科の常緑樹であるタマリンドの種子を分離精製して得られた天然多糖類「タマリンドシードガム」を主成分とした。

 従来の超音波ゼリーは特有のベタつきがあり、拭き取りが必要なため患者が不快に感じるという課題がある。対して、新しい固形ゲルパッドは、60分以上乾燥しないため追加塗布も不要で、試用テストでは患者満足度が有意に向上したという。また、検査上でも、従来の液体超音波ゼリーと同等の品質であることを確認したとする。

 これに関する論文が12日、国際的な科学学術誌「Scientific Reports(サイエンティフィック リポーツ)」に掲載された。今後、臨床応用を目指し、さらなる改良と検証を進め、医療機器メーカーとの連携による製品化を検討する。

 さらに、研究成果は超音波診断にとどまらず、超音波ガイド下で行う穿刺・生検などの処置、理学療法や美容医療などの超音波治療、訪問診療における在宅医療、救急現場での迅速な診断、さらには保管や管理が容易で長時間使用できる特性をいかし、発展途上国での医療支援にも応用が期待される。
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