阪神・淡路大震災「カメラ撮るところじゃない、手伝え!」報道記者の経験&“31年の思い” 『…
1月4日放送『MBSマンスリーリポート』(C)MBS

【番組カット】阪神・淡路大震災当時のテレビ画面、報道記者たちの現在の姿も
阪神・淡路大震災30年だった2025年は、さまざまな媒体で多くの報道がなされた。『MBSマンスリーリポート』では、3回にわたり、当時最前線で報道に携わった記者・アナウンサー・カメラマン・技術マンの8人にインタビューを実施。 しかし、30年で地震による災害=「震災」は終わったわけではない。いつか必ず来ると言われている大地震に備え、ここから先の災害報道についても考えたいと、今回も、当時報道記者として取材し、現在も報道に身を置いている2人に話を聞いた。
1人は、報道情報局長の羽根俊輔。 阪神・淡路大震災の発災当時は入社1年目の記者だった。本社から被災地に最も早く向かった1人でもある。西へ西へと向かう道中、甚大な被害を前に「自分は今ここで取材していることが正解なのかが分からなかった」と言う。「私がもっと西へ西へ行かないと伝えるべきものを伝えられないんじゃないかという焦りと、今ここで起きていることの大きさとにずっと悩みながら動いていた」。
あるマンションの倒壊現場を撮影していると、中に残された人を救助しようとしている人たちから「カメラ撮るところじゃない、手伝え!」と怒号を浴びせられた。その時の思いとは。また、これからも起こりうる災害時に“何よりも人の命を守る”ことへの、思いを語る。
もう1人は、2025年8月と10月にも同番組に登場し、戦争について報道し続けていることについて思いを語った、記者・亘佐和子。31年前から一貫して報道現場に身を置き、最近は、テレビとラジオの両方で番組を担当・制作し、発信を続けている。
阪神・淡路大震災の発災時には、神戸市中央区の自宅で被災して家具の下敷きになり、家族と共に避難所で寝起きしながら取材に出ていた。そんな中、親しくなった取材対象者の女性が、避難所から姿を消す、ということが起きた。自分たちの取材カメラが被災者の大きな負担となっていたことを知った、その時の思いとは。その後も震災遺族と向き合い続ける彼女は「30年悲しみを抱えながら生きた人の軌跡は“ひとつの希望”」と表現する。そして、よく言われる、語り継ぎの「30年限界説」について、31年目の今、思うこととは。
毎月第1日曜の朝に放送の『MBSマンスリーリポート』は、視聴者に「放送」についてより広く深く知ってもらうため、MBSが制作している番組やイベントの舞台裏、そこで働くスタッフについてなど、さまざまな「放送局のシゴト」を取材、紹介している。
※敬称略
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