『べらぼう』NHKプラスで歴代最多視聴 総合視聴人数は期間平均1491・5万人

2025/12/23 18:13 

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横浜流星 (C)ORICON NewS inc.

 俳優の横浜流星が主演を務め、14日に最終回を迎えたNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の確定視聴データが23日、NHKから発表された。放送100年の節目に制作された本作は、インターネット配信サービス「NHKプラス」で歴代大河ドラマ最多となる平均視聴数を記録し、新たな視聴スタイルの広がりを示す結果となった。

【写真あり】“妻”と一緒にクランクアップした横浜流星

 本作は、日本のメディア産業やポップカルチャーの礎を築いた蔦屋重三郎を主人公に、親も金も後ろ盾もないところから“江戸のメディア王”へと成り上がった波乱の生涯を描く。喜多川歌麿や葛飾北斎、山東京伝を世に送り出し、東洲斎写楽という謎多き絵師を生んだ軌跡を描写。脚本は森下佳子氏が手がけた。

 NHKプラスでの第1回から第36回(9月21日放送分)までの平均視聴ユニークブラウザ数は38・6万となり、2020年4月以降に配信された大河ドラマの中で最多を更新した。10月から配信サービスが「NHK ONE」へ移行したため、第37回以降は集計対象外となるが、途中経過のみで過去最高を記録した形となる。前年の大河『光る君へ』の全話平均37・9万を上回った。

 放送視聴においても、一定の視聴規模を維持した。ビデオリサーチ調べによる期間平均の総合世帯視聴率は、関東地区で14・7%、関西地区で13・3%。個人視聴率は関東8・4%、関西7・6%だった。リアルタイムとタイムシフトを合わせた期間平均の視聴人数は、総合テレビとBSを合算した全国で1491・5万人となった。

 最も多くの注目を集めたのは初回放送の1月5日で、総合・BS合計の最大視聴人数は2125・4万人を記録。期間平均では、総合テレビが1262万人、BSが321・2万人となっている。配信と放送の両面で存在感を示した『べらぼう』は、大河ドラマの新たな視聴動向を象徴する作品となった。
ORICON NEWS

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