『M-1』21代王者たくろう、連覇は狙わず「元に戻そう」 令和ロマンに言及

2025/12/22 20:23 

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たくろう(左から)赤木裕、きむらバンド (C)ORICON NewS inc.

 『M-1グランプリ2025』で優勝したお笑いコンビ・たくろう(赤木裕、きむらバンド)が、決勝翌日の22日、大阪・よしもと漫才劇場(マンゲキ)にがい旋した。関西勢ではミルクボーイ以来、6年ぶりの漫才王者となった2人がステージに登場すると、温かい拍手で迎えられた。

 慣れ親しんだマンゲキの『Kiwami極LIVEプラス+』ライブ。たくろうは、早朝から東京で情報番組などに多数出演し、そのまま新幹線に飛び乗ってホームタウンの大阪へ。舞台上から感謝を伝え「調子に乗らず、これからも頑張ります」と語った。うれし涙を見せることなく、いつもの漫才で笑いをさらった。

 出番後には、取材に応じ、来年の『M-1』には出場しないことをあらためて明言した。令和ロマンが、2023年・24年に連覇しているが、赤木は「狂気の沙汰です」とそそのすごさを表現。きむらは「(M-1を)元に戻そう」と笑いあった。

 過去最多1万1521組がエントリーした『M-1グランプリ2025』。決勝は、豪快キャプテン、ドンデコルテ、めぞん、たくろう、真空ジェシカ、ヤーレンズ、ヨネダ2000、エバース、ママタルト、敗者復活から勝ち上がったカナメストーンの10組が進み、21日夜、ABCテレビ・テレビ朝日系で生中継された。

 最終決戦には、エバース、たくろう、ドンデコルテが残り、審査員投票の結果、8票を得たたくろうが21代目王者となった。

 たくろうは、きむらがNSC大阪36期、赤木が37期生。2016年3月にコンビ結成。19年「ytv漫才新人賞」準優勝、24年「NHK上方漫才コンテスト」準優勝。大きな賞レース優勝はなかった“苦労人”だが、『M-1』初の決勝進出で、ビッグタイトルをつかんだ。
ORICON NEWS

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