劇場アニメ『パリに咲くエトワール』門脇麦・尾上松也ほか追加キャスト発表 主題歌は緑黄色社会…

2025/12/17 14:48 

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アニメーション映画『パリに咲くエトワール』(2026年3月13日公開)門脇麦、尾上松也、角田晃広(東京03)、津田健次郎の出演を発表(C)「パリに咲くエトワール」製作委員会

 『ONE PIECE FILM RED』『コードギアス 反逆のルルーシュ』などで知られる谷口悟朗監督と、『崖の上のポニョ』『魔女の宅急便』ほかスタジオジブリ作品でキャラクターデザイン・原画を手がけてきた近藤勝也が、初めてタッグを組んだオリジナル劇場アニメーション『パリに咲くエトワール』が、来年(2026年)3月13日より公開される。このたび本予告映像とともに、追加声優キャスト、本ビジュアルが一挙に解禁された。

【動画】『パリに咲くエトワール』本予告映像

 本作は1912年のパリを舞台に、画家を夢見る少女・フジコと、薙刀(なぎなた)の名手でありながらバレエへの憧れを胸に秘める少女・千鶴が、異国の地で出会い、困難に直面しながらも互いに支え合い、まっすぐに夢を追いかけていく姿を描く青春ドラマだ。

 主人公フジコの声を担当するのは、俳優の當真あみ。アニメ映画『かがみの孤城』で声優初主演を果たし、今年ドラマ『ちはやふる―めぐり―』や映画『ストロベリームーン』で主演を務めるなど、活躍の場を広げている。フジコと共に夢を追う千鶴役には、映画『マイスモールランド』で高い評価を受けた嵐莉菜が起用された。両者は『ちはやふる―めぐり―』での共演も話題となった。

 また、フジコと同じアパルトマンに暮らすロシア人青年・ルスラン役には早乙女太一が決定。アニメ映画『プロメア』(19年)での声優経験を生かし、本作でも確かな存在感を示す。

 今回、新たに発表されたのは、千鶴を厳しく指導するバレエ教師オルガ役の門脇麦、フジコがパリへ渡るきっかけを作る叔父・若林忠役の尾上松也、陽気なフランス人エンゾ役の角田晃広(東京03)、フジコを見守る矢島正一役の津田健次郎。

 門脇は「念願だったアニメの声優というお仕事をいただけた喜びと、私自身も13年間クラシックバレエをやっていたので、お話がバレエにまつわるお話と聞いた時、運命だと思って本当にうれしかったです」と、声優初挑戦への思いを語っている。

 そのほか、榊原良子、大塚明夫、甲斐田裕子、藤真秀、興津和幸、小野賢章、名塚佳織、唐沢潤、村瀬歩、内山夕実、岩崎ひろし、永瀬アンナ、黒沢ともよ、矢野妃菜喜、生天目仁美ら、数々のアニメ作品で主役級のキャラクターを演じてきた声優たちがが脇を固める。

 本予告映像では、幼い頃に初めてバレエを目にしたフジコはその美しさを絵に描き、千鶴は自分がバレリーナとして躍ることへの憧れを抱く、ふたりの出会いから、成長して憧れの地・パリで再会するまでが描かれる。

 「私、跡取りだし、バレエを踊るなんて無理よ」と、薙刀を置いてバレエに打ち込むことへためらいを見せる千鶴と、そんな千鶴をはつらつとした明るさと笑顔で引っ張っていくフジコ。画家になるための勉強に励もうとするフジコは「絵だけじゃ食っていけないだろ」と厳しい現実を突きつける言葉を浴び、千鶴は日本人にはなじみのないバレエの世界で「東洋人の私は、バレリーナにはなれないんでしょうか」と、それぞれ涙を流しながら葛藤する姿も映し出される。

 そんなふたりを見守るルスランの「自分がやりたいことをやるのが人生じゃないの?」という言葉が、再び夢へと踏み出す背中を押していく。まっすぐで爽やかな物語を予感させる映像に仕上がっている。

 主題歌には、4人組バンド・緑黄色社会が書き下ろした新曲「風に乗る」が決定。メンバーの穴見真吾(Ba.)と小林壱誓(Gt.)がバレエ経験者ということもあり、作品との縁を感じたというボーカルの長屋晴子は「共感する部分が多く、本当にうれしかった」とコメント。穴見は「私たちが今生きる現代と、フジコたちが生きる20世紀初頭のパリとをつなぐ、架け橋のような存在になってくれたらと心から願います」と楽曲に込めた思いを語っている。

 あわせて解禁された本ビジュアルでは、色彩豊かな20世紀初頭のパリの街を背景に、フジコと千鶴が未来へ向かって歩み出す姿が描かれている。


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