野木亜紀子氏「毎回社会派は疲れる(笑)」 大泉洋主演ドラマの第1案は“魔法使い”

2025/10/21 15:40 

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ドラマ『ちょっとだけエスパー』の囲み取材会に参加した(左から)大泉洋、宮崎あおい (C)ORICON NewS inc.

 脚本家の野木亜紀子氏、俳優の大泉洋、宮崎あおい(※崎=たつさき)が21日、テレビ朝日系ドラマ『ちょっとだけエスパー』(21日スタート/毎週火曜 後9:00)の囲み取材会に参加。野木氏が大泉主演で本作にたどりついた経緯を語った。

【ソロカット】美しい!ホワイトのトップスで笑顔をみせる宮崎あおい

 野木氏の完全オリジナル脚本で届ける本作は、会社をクビになり、人生に詰んだどん底サラリーマン・文太(大泉)が、“ちょっとだけエスパー”になって世界を救う(?)かもしれないジャパニーズ・ヒーロードラマ。宮崎は、文太が“仮初の夫婦”として一緒に暮らすよう言われた見知らぬ女性・四季を演じる。

 野木氏は、ドラマ『アンナチュラル』(2018年)、『MIU404』(20年)、『海に眠るダイヤモンド』(24年)、『スロウトレイン』(25年)をはじめ、映画『ラストマイル』(24年)など、緻密な構成と予測不能な展開、社会問題に斬り込む作品からエンターテインメント作品まで手掛けるヒットメーカー。

 企画を立ち上げたのは4年前。SFやファンタジーが好きだという野木氏が「いつかSFを作る」という思いがかなった本作。情報解禁時には「その間に神様ドラマや宇宙人ドラマが放送され、似てやしないかハラハラと見守ったこともありました」とコメントしていた。

 会見では「『大泉さんとドラマやりませんか?』とプロデューサーから声をかけられて。最初は“魔法使いもの”と言っていた。プロデューサーは“忍者もの”って言っていたりして、話し合いを重ねて今がある。ちょうどそのあとくらいにNetflixで『忍びの家』が発表されていたから、やらなくてよかったなと(笑)。Netflixの予算でやられていたら勝てない(笑)」と苦笑い。

 “魔法使い”をやりたかった理由については「いつもと違うことがやりたかった。毎回社会派やってても疲れるので(笑)。取材も大変ですし(笑)。ちょっと楽しいものがやりたかった」と笑顔を浮かべると、大泉は「私は全然社会派でもよかったですけどね!炭鉱とかの話でもよかったんですけどね」としっかりツッコミを入れて笑わせていた。
ORICON NEWS

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