0歳弟を抱っこする7歳姉の姿が尊い「宝物が宝物を抱いてる」「将来良いお母さんになる」

2025/10/20 07:50 

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0歳の弟さんを抱っこする7歳のお姉ちゃん(@kmmy38913より)

 ソファに座っている7歳の女の子。その腕の中では、生後8ヵ月の弟くんが気持ち良さそうに眠っている。弟くんを愛おしそうに大事に抱っこするお姉ちゃんの様子を収めた動画は、61.2万回再生を超える反響を呼び、「宝物が宝物を抱いてる」「将来良いお母さんになる」「うちの旦那より頼りになる」などと、コメントが寄せられた。動画を撮影した際の状況や普段の2人の様子などについて、お母さんに話を聞いた。

【ビフォーアフター】ぱっちりお目々! イケメンに成長した弟さん

◆動画を撮りながら泣いていた…緊張しながら息子を抱っこする7歳娘の姿に感動

――生まれたばかりの弟さんを抱っこする娘さんの動画が、「1ヵ月のベビ育ててるけど私より縦抱き上手」「めちゃくちゃフィットしてるし安定してる素晴らしい」などと反響を呼びました。撮影当時の状況と、娘さんの姿を見たときの感想を教えてください。

「『ねーね抱っこタイム』という、親の許可を得て抱っこするタイムがあり、動画はそのときのものです。娘は固定体勢で、そこに親が息子を運ぶ形でしていました。首座り前でまだ勝手な抱っこは禁止令を出されていた娘にとって、かなり楽しみな時間だったようです。ワクワクと緊張が混ざったような娘の姿も、安心しきって爆睡する息子も、どちらも愛らしくてなんともいえない感情が湧き、撮りながら泣いていました(笑)」

――普段から弟さんの面倒をよく見ているのでしょうか?

「かなりよく見てくれています。お世話のランクも日に日に上がってきており、オムツ替えができるようになったときの娘のドヤ顔は素晴らしいものでした」

――娘さん自らお手伝いをしてくれるのですか?

「息子の出産前に、夫と『めめ(娘)にきっき(息子)のお世話のお願い禁止』という約束をしました。娘には楽しんで姉弟ライフを送ってほしかったので、『こちらから弟のお世話を頼むのは禁止にしようね』と話していたのですが、悩むことなく、娘自らお世話をしてくれるので、本当に助かります」

――生まれたときから成長した現在まで、どのように弟さんの面倒を見ていたのでしょうか?

「生後半年くらいまでは、泣き止ませたり、ミルクをあげてくれたり。半年から現在は、息子のご飯の用意を私がすると、サッと持って行って食べさせてくれたり、一緒に遊んでくれたり。私自身、手が何本も足りており、時々黙って見るしかない時間が発生しているほどです」

◆助産師さんに抱っこの仕方を教えてもらい…生まれる前から育児本を読んでいた娘さん

――現在、娘さんは小学2年生、息子さんは1歳になりました。歳の離れた弟さんができると知ったときの反応はどうでしたか?

「娘と息子は学年でいうと7つ離れていて、娘にとって待望の弟でした。生まれる前から育児本のようなものを検診の度に産院で読み、あまりにも熱心に助産師さんに質問などをするため、助産師さんがぬいぐるみなどで抱っこの仕方を教えてくれたりもしました」

――弟さんが生まれた後の娘さんの反応の変化は?

「弟が誕生後は、やはり少し戸惑う様子がありました。7年間娘ファーストでしたし、時間もお金も娘のみにかけていたので、我慢や諦めなどが身についたと思います(笑)。ただ、可愛く仕方がない様子は毎日見られました」

――娘さんと弟さん、それぞれの性格や2人の関係性を教えてください。

「娘はボーッとしながら我が道を行くタイプです。息子はのほほんとした怖いもの知らずといった感じです。2人とも似ていますね(笑)。息子がつかまり立ちができるようになって、どんどん行動範囲が広がってきた頃から、息子が娘にちょっかいを出すようになりました。ほっぺを叩いたり、服を引っ張ったり、ゲームの画面を叩いたり…。ストレスが溜まるかなと心配していましたが、娘は『そんなこともできるようになったの』『じょーじゅねぇ』『いいよ、好きに触ってみて?』という反応でした。父親からちょっかいを掛けられたら全力で怒るのですが、弟には怒りません(笑)」

――2人の成長を感じた瞬間は?

「娘は毎月が誕生日かのように、息子が生まれた日と同じ日を全力で祝っています。息子が1人で座れた日、つかまり立ちができた日などは、もうお祭り騒ぎでした。その様子を“静観する息子”という感じですが、最近は娘のマネを頑張ってしようとしている場面もあり、人間の進化を見ている気持ちです」

◆産後うつの経験も…きちんと説明して話し合うことの大切さ「娘の気持ちをよく聞くようにしています」

――子育てを通して気づかされたことはありますか?

「固定概念は本当によくないということです。親が思っているより娘は成長しているし、息子はゆっくり成長さんだし、『私がこうだったから娘もこうだ』『娘がこうだったから息子もこうだ』という考え方は本当によくないと息子を出産して感じました。子どもの数だけ子育ての仕方は違うのに、なぜいろいろなことを先に決めつけてしまうのだろうと気づかされ、反省しました」

――2人の子どもを育てる上で気をつけていることは?

「我が家は年の差がありますが、それでも自然と娘に我慢をさせている場面は多いと思います。保育園と児童会の預けられる時間が違うので、以前より娘のお迎えが遅くなり、『どうして最近遅いの?』と聞かれたときに、『ああ、ごめんね…』と感じました。ただ、きちんと説明すると意外とすぐに納得してくれるので、娘に何かをお願いする前ときは大人のように説明しています。そして、娘の気持ちも聞くようにしています。その上で別のいい案が挙がれば採用したり。我が家は会議派です(笑)」

――子育てをする中で大切にしていることはありますか?

「家族全員での時間の過ごし方やあいさつです。娘にはあいさつやお礼、謝罪の大切さを伝えています。そして、家族間でも必ず言葉で示すようにしています」

――幸せを感じる瞬間は?

「娘と息子が2人で遊んでいる姿を見たときや、家族揃って同じことで涙を流すまで笑うときです。娘の出産後に産後うつになったときに、『子どもは1人でいい』と決めていました。それでも2人目を出産したのは、娘のためです。本人が願っていたのもありますが、私も娘が姉になる姿を見たかったし、姉にしてあげたかったからです」

――息子さんを出産して考えは変わりましたか?

「息子を出産後、娘のときとは状況が違いすぎて病む暇もなく、楽しく忙しく過ごせていますが、時々やはり疲れます。子育ては何歳だろうが何人だろうがしんどいです(笑)。1人目は何歳になってもただただ心配、その次に可愛い。2人目以降は、ただただ可愛いだけ。そんな気がします(笑)」

――お子さんとの生活を通して感じたことを教えてください。

「子どもは“教えられる存在”だと思っていましたが、実は一番の先生な気がします。当たり前の毎日を楽しむプロですし、素直に気持ちを伝えることや挑戦する勇気の大事さを教えてくれます。大人になると忘れがちなことを日々そっと教えてくれます。健康に大きくなってくれればそれでいいのに、それ以上のことを日々くれます。それはもう感謝しかないですね」
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