KEY TO LIT、愛すべきカオスで魅せる伝統と革新 初ツアーで掲げた国立競技場への夢【…

『KEY TO LIT Arena Tour 2025WAKE UP THE FOOL』千葉公演の様子

【写真】奇“天”烈を背負って登場したKEY TO LIT
同ツアーは5都市20公演、約20万3000人を動員。同所では、4日間で7公演7万7000人を動員する。今年2月の結成から約8ヶ月。これまでもともに舞台出演するなど切磋琢磨してきた5人が、自分たちの歴史、磨いた武器を背負いながら目標として掲げる国立競技場ライブへの夢に向かって、“名刺代わり”を超え、挑戦状のような覚悟のにじむパフォーマンスを約2時間半にわたってみせた。
冒頭から、さまざまなミュージカル出演で培った風格と美声を響かせる岩崎のシルエットが映し出され、一気に世界観に引き込むと、新曲「WAKE UP THE FOOL」では、「奇天烈」のロゴの“天”の文字に乗っかってド派手に5人が登場。景気が良すぎるオープニングでさっそく観客の度肝を抜くと、Snow Man「Cry out」やKis-My-Ft2「FIRE BEAT」などアツい盛り上げソングで花道を疾走しながらボルテージを高めていく。
猪狩のラップ×佐々木のドラムという才能がぶつかり合い、中村は「ここからトップスピードでアクセル全開で天下を獲りに行くぞ!」と頼もしさをみせる。SixTONES「こっから」から始まるやんちゃなストリートコーナーを経て、さらにミラーボールが輝くジャズコーナーでは、センターステージに衣装ラックが登場し、SMAP「シャレオツ」を着替えながら歌唱するというまさに“シャレオツ”な演出。赤のジャケット、ハットへと大人っぽくチェンジする。
中盤、咳き込む井上と風邪を疑う佐々木のやり取りから始まる“あの伝説の楽曲”では、「なぜか体が覚えている振り付け」をみんなでダンス。客席と一体となり、大盛り上がりとなった。オープニングでも着用していた「奇天烈」の「奇」の字が大きく描かれたコートをまとうと、メンバー紹介ラップ「KITERETSU FIRE」も初披露。ユニークでカッコいい5人の個性を鮮烈なラップに載せて伝えた。
そしてさまざまなお知らせごとや、地方公演のホテル相部屋決めなどでひとしきりもりがったMCの後は、嵐メドレー。「SUNRISE日本」や「A・RA・SHI」など、国立競技場ライブを掲げるからこそまっすぐに先輩の姿を追い、何度も嵐へのリスペクトを口にしながらも、自分たちなりの名曲カバーで沸かせてみせた。
和コーナーでは“誰も見たことのないKEY TO LIT流の和”が展開。モニターがペンライトオフを知らせると、暗闇となった会場に龍が駆け巡る映像が流れ、電飾に彩られたマントを身につけた5人が神々しさをまといながらSMAP「Battery」を披露。転じて岩崎と井上のクリアな美声コンビによる「雪白の月」では、猪狩がローラースケートで滑走し、凍てつく空気に吐き出された白い息のように刹那的で、美しい空間を創り出した。
ラストはアップテンポなナンバーが続き、KAT-TUN「DON'T U EVER STOP」ではセンターステージに登場したシャンデリアがきらめき、1人ずつのクールなダンス。しっかりと“かっこよさ”も提示していく。
「この世代の人たちが新しい時代を作っていかなきゃいけない、新しい日本のエンタメを作っていかなきゃいけないっていう中で、俺たちも絶対その競争には参加するし、その競争に負けるつもりはないし、間違いなくその時代の先頭を走ってるのは俺たちKEY TO LITです」(猪狩)、「みんなと歩んできた道はすべて俺は正解にしたいから。これから進む道でみんなと一緒に天下つかみ取りたいなと思っています」(中村)
終盤のあいさつではそんな新時代への想い、そして覚悟がそれぞれの口から語られる。「ガリ(猪狩)さんは右腕で、俺は左腕、みたいなね。そんなふうにバラエティーでどんどん活躍できる男に」とロボットのようなポーズでおどける佐々木、「きっと今、上手に笑えてない方もいると思うんですけど、僕らはずっとここにいる努力をやめないので。これからも僕たちを「ちょっとでもKEY TO LIT良いな」と思ってくれたら、これから1歩ずつでいいから俺たちと一緒に歩いていってくれたらうれしいです」とどこまでも優しさをみせる井上。
そして岩崎は「もっといろんな人にこのKEY TO LIT、このパワーを本当に届けたいと思ってます。で、その先に俺たちKEY TO LIT、国立競技場、絶対に立ちます。お約束します。すごく大きいこと今言わせていただいてますけれども、でもこれは夢じゃなくて、絶対にできる目標だと思ってるので」とまっすぐな瞳で言い切った。
ド派手な炎の演出で魅せる新曲「Burn Down」で熱気を最高潮に高めると本編は終了。アンコールのSUPER EIGHT「ズッコケ男道」では花道を肩を組んでまっすぐに歩き、最後はカメラにもみくちゃになる“尊さ”をぎゅっと詰め込んだフィナーレとなった。井上は「また絶対に会いましょう」と約束し、岩崎は「おれたちKEY TO LITと一緒に国立行こうぜ!」と大きく宣言した。
結成わずか8ヶ月で完成されたコンサートながら、これまでの経験値に裏打ちされたハイクオリティなパフォーマンス、そしてどこか懐かしい、愛すべきカオスが散りばめられていた。新時代の旗手を担いながらも、事務所イズムは忘れない。そんな彼らにしかできないステージがそこに存在していた。配られた5枚のカードを最強に装備して、新たな目標へと歩みだす。
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