手越祐也、7年ぶりドラマ出演もドッキリ疑う? 家族への思いも語る「母は一番の手越ファン」「…

5日放送『ライターズ!』に出演する手越祐也

【比較写真】金髪がおなじみの手越祐也 ド派手衣装で腹筋ちら見せ
■ドッキリ疑うも…制作陣の熱烈オファーに「愛を感じた」 作品が持つテーマを熱弁
同作は、2人のゲイの男性と、大金を抱えて一人で暮らす15歳の少女が織りなす、奇妙なホーム&ラブコメディ。及川は主人公の心優しきゲイ・波多野玄一、手越は中学教師でクールなゲイの作田索を演じる。15歳のトーヨコ中学生・楠ほたる(白鳥玉季)が、2人の恋物語をかき乱す。
7年ぶりのドラマ出演となった手越だが、オファーを受けた時の心境について、らしさあふれるコメントが飛び出した。
「ドッキリだと思いました(笑)。『イッテQ』復活の時もドッキリだったので、またきたなと。仕事と仕事の合間に会議室みたいなところに呼ばれたのですが、そこにいらっしゃるのが、今までお世話になった方も含めて『ドッキリにしては、偉いところが出てきているな』と思って(笑)。こんな巧妙に、ガチのプロデューサーさんを使ってやるのかな、そこまで本気のドッキリだったら、こちらも受けて立とうという気持ちでいたら、話が進んでいくにつれて、どうやらこれは本当のドラマオファーだと(笑)」
自身にとって、初の経験にもなったとかみしめるように明かす。
「今までも、ドラマに出させていただきましたが、こうやって最初の段階から、僕に直接『こんな役だから、手越さんと一緒にやりたい』とオファーをいただいた経験がなかったんです。これもある意味、独立してひとりになったからこそ、面と向かって、オファーの段階から直接お話をいただけるのは、ドラマでは初めての経験だったので。もちろん心打たれましたし。それほどの熱量で『手越さんにこの役をやってほしい』と言われたことは、愛を感じました」
和気あいあいとした撮影現場の中、自身が演じる作田索について、じっくりと向き合っている。
「今まで人生がずっと順風満帆だった人なんて、僕はひとりもいないと思っていて。でも、それぞれが今までいろんなことを乗り越えてきたり、それぞれの性格のクセだったり、それぞれいろんなバックボーンがあるからこそ、人生ってやっぱ面白いじゃないですか。話を進んでいくと、作田索という人間を表すせりふも多くなってきます」
さらに、作品のテーマにも目を向けて言葉を紡ぐ。
「『ゲイが…』とか、ストレートなせりふも出てくるのですが、最近はいろんなものが認められるようになってきましたが、ひと昔前は、そこに偏見があったり、それがちょっと良くないふうに言われたりとかってのはありましたけど、やっぱ、そういう時代を経験してきて、今の作田索にたどり着いていると思うので、いろんな今まで経験したつらいこととか、嫌なこととか、もどかしさっていうのも、作田索という人間を作る大きなポイントになっています。作田索もそうだし、玄一もそうだし、楠ほたるもそうなんですけど、それぞれみんないろんなものを抱えて生きてきている人たちなので、その3人が集まった時にどんな会話になって、どんな未来が待っていて、どんなことが繰り広げられるかっていうのが、このドラマのポイントになっていくので、いろんな人間関係、そしてバックボーン含めて楽しんでいただけたらなと思います」
■現代の複雑な人間関係に「人のために人生を生きすぎ」 自由な“愛の形”を提言
出演決定のリリースで、手越は「愛の形は人それぞれで、誰かがそれを批判したり否定したりするものではないと考えています。互いが幸せならそれでいいじゃない!」とのコメントを寄せていた。この点が気になって、改めて真意を聞いてみると、自身の偽らざる思いを語っていった。
「今まで見てきたいろんな人間関係とか人生経験の、積み重ねがたぶんそういう言葉にはなったと思います。今の周りの環境とか、いろんな人を見てて、人の意見気にしすぎだし、人のために人生を生きすぎだし、自分が一番自分の味方でいてあげなきゃいけないのに、それさえもできてない方が多くて、みんなこれ人生疲れるだろうなっていう風に見えているんです。みんな、人のこと大好きじゃないですか。でも、大してその人たちが自分の人生に影響を与えないと思うんですよ」
さらに、手越の言葉は熱を帯びていく。
「例えば、芸能人同士、誰と付き合っていようが、芸能人同士にどんなことがあろうが、それこそ男性が男性好きだろうが、女性が女性好きだろうが、それを批判する、否定する権利は、人にはないと思っていますし。別にその人たち同士の愛の形とか、その人たち同士のことって、自分たちに1ミリも影響ないじゃないですか。SNSを中心にみんな意見言い合ったり、叩き合ったり、吊るし上げて集団でいじめたりするけど、それって誰のメリットになってんのかなって言ったら、多分誰のメリットにもなっていない。今回の作品にも通じるんですけど、別に愛の形なんて、お互いが幸せならそれでいいし、その人が好きってことを批判する、否定することは、他人にはその権利はないと思っているので、そういったコメントになりました」
自身の理想とする家族の形についても向けてみた。
「僕は一人っ子で、親父が早い時期に亡くなっていて、おじいちゃんおばあちゃんも亡くなっているので、基本的に家族と言われてる人は母親だけなんです。たぶん一番の手越ファンは、母親だと思います(笑)。もう家中ポスターだらけだし、フェスに出演すると聞いたら、東京、北海道、福岡と、僕と同じように飛んでます。活躍してたら一番喜んでくれるし、心ない声などで叩かれたりとか、批判される時にも、一番傷つくのは母親なので、自分の体の一部ぐらいに思ってくれているんじゃないかな。僕は、早く亡くなった親父から学ぶものがあると思っているんです。親父が、けっこう突然亡くなっちゃったんですよ、病気になって。それをただただ悲しむのではなく、親父はたぶん自分の死から『人間なんて、いつ死ぬかわからないんだから、今を思いっきり生きて、お前がやりたいことを全力でやれよ』というメッセージを届けてくれたんだと、僕は受け取ったんです。そのおかげで今の自分があるし、今でも親父にはありがとうと思っています」
■理想の家族像は「子どもにはのびのびと…」 及川光博は初対面から“ミッチー”呼び
その上で、自身が考える“家族”について語っていった。
「僕には母親しかいないですけど、だからこそ、周りの方とかが『親とケンカした』とか『妹とか弟とケンカした』って聞くと、どんなに周りの人たちが敵になったとしても、一番自分のそばにいてくれるのは家族だという経験も、僕はしているので。やっぱり家族は大事にしておいた方がいいですし、親孝行できるうちに絶対しといた方がいいよと、自分の経験から伝えています。また、僕自身の理想の家族としては、仲良く旅行に行ったり、将来もし自分に奥さんや子どもができたら、かつて自分がそうしてもらったように、子どもにはのびのびと自由にやりたいことやらしてあげたいな…とか、おじいちゃんとかおばあちゃんになっても、奥さんと手つないで海外旅行に行きたいなとか、思うことはあります」
“俳優・手越祐也”を感じるトークも飛び出した。
「今回も、手越祐也が演じるからには、ちょっと手越のエッセンスを残した方がいいのか、完全に役に入った方がいいのかってというところも含めて、最初の本読みでは、ちょっと手越を残していたんです。その時に『作田索では、その感じは消してほしい』ということだったので、それを持ち帰って、自分の中でもう一度、作田索という像をイチから作り直しました。それで、撮影初日に挑んで、監督と話したら『最高です』と言っていただいたので、今回はこっちでいこうと挑んでいます。ディスカッションしながら現場で作れているので、すごく楽しいですよ」
撮影合間には「手越らしさ」を感じるエピソードも。主演の及川とは初対面ながら「最初から『ミッチー』って呼んでいます。『及川さん』って呼んだことゼロです」と、ニコッとして打ち明けた。
「すごく懐の深い方ですし、一緒にお芝居していても、すごく楽しいし。すごく素敵な方です。楠ほたる役の白鳥玉季“姉さん”は、吸い込まれそうな目をしています。同じ作品に出る以上、みんなプロじゃないですか。ステージに年齢は関係ないので、歴が長いから偉いわけではないし、歴が短いからダメってわけでもない。同じプロチーム入ったら、みんな対等だと思っているのですが、オレより精神年齢が高いから、玉季“姉さん”と呼んでいます(笑)」
独立して5年が経過した。それまでは「オートマ車に乗っているような感覚」として、万全のサポート体制だったことへの感謝を口にしつつ、今はまた違った刺激的な日々だと明かす。
「素晴らしい環境にいると、みなさんのおかげで、ある種、自動的にお仕事をいただいているイメージだったのですが、今は自分から動いていって『手越祐也』という人に仕事をいただいている感じがします。これまでも同じように取り組んでいましたが(独立してから)カメラの向こうにいるスタッフの方、制作の方たちとの心の距離がより近くなった気がします。たぶん、あのままずっと最高の環境にいたら気付けなかったこともあると思うので、茨の道だったり、いろんな道があった中で、やっとここにたどり着きましたが、よかったなと思っています」
インタビュー前から感じていたが、実際にインタビューしてみて“人間・手越祐也”の魅力をさらに感じることができた。
(取材・文/ファンタスティックムラオカ)
※取材の模様は、5日深夜放送の『ライターズ!』(日本テレビ/日曜 深1:30)でもご覧いただけます。
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