『トロン:アレス』最新映像&ポスター解禁 最強AI兵士が現実世界を侵食する

2025/09/05 01:10 

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『トロン:アレス』10月10日より日米同時公開(C)2025 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

 世界で初めて長編映画としてCGを本格導入し、映像エンターテインメントの歴史を変えた伝説的作品『トロン』(1982年)。そのシリーズ最新作『トロン:アレス』が、10月10日に日米同時公開される。このたび、最新映像と巨大な監視用飛行マシン〈レコグナイザー〉が迫り来る迫力のUS版ポスターが同時解禁された。

【動画】『トロン:アレス』最新映像

 『トロン』は、デジタル世界に送り込まれた天才コンピュータープログラマー、ケヴィン・フリンが生死をかけたゲームに挑む姿を描く。現実世界からコンピューター・システムの“デジタル世界”へ侵入するという画期的な設定と、長編映画で初めて本格的にCGを導入した“映像革命”は、当時大きな社会現象を巻き起こした。

 ジェームズ・キャメロン、ジョージ・ルーカス、ピーター・ジャクソン、ティム・バートン、ウォシャウスキー兄弟など名だたる監督たちに影響を与えたほか、ピクサー創始者ジョン・ラセターは「『トロン』がなければ『トイ・ストーリー』は生まれなかった」と語り、後の数々の作品にも大きなインパクトを残している。

 28年ぶりの続編『トロン:レガシー』(2010年)は、青白く輝くネオンを基調とした当時最先端の映像美で観客を魅了。ダフト・パンクが手がけたサウンドトラックも映画の枠を超えて話題をさらった。その後もシリーズはゲーム展開や、ディズニーワールドのアトラクション「ライトサイクル・ラン」として形を変え、多くの人々に愛され続けている。

 そして最新作『トロン:アレス』が描くのは、これまでの逆。現実世界からデジタル世界へ“侵入”する物語ではなく、デジタル世界の“超高度AIプログラム”が現実世界を襲う。

 実体化に成功した人型AI〈アレス〉は、圧倒的な力とスピード、優れた知能を備え、倒れても何度でも再生可能な“最強のAI兵士”。やがて制御不能となったAIたちは暴走を始め、デジタル世界が現実を侵食していく。そんな中、アレス自身にも人間と出会ったことで予期せぬ変化が起こる。果たして彼は人類の救世主となるのか、それとも脅威となるのか。

 公開された最新予告編には、稲妻のような速さと驚異的な強さを誇る“人類史上最強AI兵士”アレス(ジャレッド・レト)が、天才プログラマーのイヴ(グレタ・リー)と共に行動する姿が収められている。エンコム社に向かう二人だが、「殺せと命じられたのに」というアレスの意味深な言葉が不穏さを漂わせる。敵対するはずの二人が共闘する理由、そしてアレスが探し求めるものとは何か。

 さらに『ソウルフル・ワールド』でアカデミー賞作曲賞を受賞したトレント・レズナー&アッティカス・ロスのコンビ(ナイン・インチ・ネイルズ)が手がけるテクノロックな音楽が、映像に疾走感を与える。赤いレーザーが現実世界を侵食していく映像は圧巻で、観る者の心を強烈に揺さぶる。

 AI兵士同士の激戦、羽根を持つ飛行マシンの出現、炎に包まれる爆破シーン――畳みかけるように連続するアクションの果てに、どのようなドラマが待ち受けるのか。世界中の期待が高まっている。


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