青山剛昌氏、浅草寺に大絵馬を約100年ぶりの奉納 樹齢200年の木から作られた大絵馬に3日…

2025/08/18 10:42 

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『真・侍伝 YAIBA』浅草寺絵馬奉納セレモニーに参加した(左から)アタック西本、かみちぃ、青山剛昌氏、守山雄順氏、刃 (C)ORICON NewS inc.

 『真・侍伝 YAIBA』(読売テレビ・日本テレビ系、毎週土曜 後5:30)浅草寺絵馬奉納セレモニーが18日、東京・浅草寺五重塔前で行われ、原作者・青山剛昌氏が登壇。浅草寺に約100年ぶりとなる大絵馬を奉納した。

【写真】すごいデカさ…!絵馬に描かれた刃&さやかたち

 セレモニーは、浅草寺の五重塔前に本作のキャラクターパネルと風神雷神が描かれたタイトルボードに囲まれ実施。浅草寺境内伝法院庭園の樹齢200年の古木を使用し、明治31年より続く富山の南部白雲木彫刻工房にて加工された大絵馬に青山氏が刃たちのイラストを描き入れた絵馬を初披露した。浅草寺には江戸中期以降に奉納された200点を超える絵馬が寺宝として現存しているが、浅草寺に大絵馬が奉納されるのは、大正以来約100年ぶりとなり、歌川国芳、長谷川雪旦、逸見(狩野)一信など歴史的な絵師たちの作品とともに、青山氏の絵馬が奉納されることとなる。

 絵馬は青山氏と本作の主人公・刃がともにアンベール。青山氏は「マジックと、薄墨の部分は墨で」とし、「縁の部分は有名に彫っていただいたらしくて、ここには触れないように、テーブルで中腰で3日間かかって大変でした」と制作の苦労を告白。「木目が被らないようにいいところを探して。刃から(外側に向かって)描いたので、佐々木小次郎のときには疲れたいた)」と制作の流れを明かし、「大和撫子ちゃんが(アニメに)出てきたんで、アニメに向けて描いておこうかなって」と左端に描かれた大和撫子を描いた裏話も明かした。また、「樹齢200年の木を斬っていただいたらしくて、なんか申し訳なくて」と苦笑い。

 浅草寺代表役員執事長・守山雄順氏は、「この度は本当に今にも役者が出てきそうな絵をご奉納いただいてありがとうございました」「日本の文化、アニメの文化は世界に冠たるものと思います。いろいろな方もこの絵の前では仲良くご覧いただけると思います」と感謝を述べた。

 『YAIBA』は、『名探偵コナン』で知られる青山氏が描く漫画が原作で、ジャングルで修行にはげむサムライ野生児・鉄刃が、ふとしたことから日本に戻り、新たな修行の地でさらなる強さを求めてサムライ魂一直線に躍進するアクション活劇。ライバル・鬼丸猛と出会い、鬼丸が「伝説の魔剣」を手にしたことから始まるスペクタクル満載な旅路を描くストーリー。

 『週刊少年サンデー』(小学館)で1988年~1993年まで連載され、コミックス累計部数は1700万部を突破する人気作品で、テレビアニメが1993年~1994年にかけて放送。今回の完全新作アニメは、1994年4月のアニメ最終話の放送以来、31年ぶりとなり、シナリオは青山氏が完全監修を行う。

 MCは、お笑いコンビ・ジェラードン(かみちぃ、アタック西本)が務めた。


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