“9メートルの壁に挑む暮らし”元登山家の3階建て住宅を紹介『渡辺篤史の建もの探訪』

2025/08/15 10:15 

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高さ9mのクライミングウォール=「千葉県市川市・佐々木邸」(C)テレビ朝日

 俳優・渡辺篤史が案内役を務めるテレビ朝日の人気番組『渡辺篤史の建もの探訪』(毎週土曜 前4:25)16日放送回では“高さ9メートルクライミングウォールのある家”「千葉県市川市・佐々木邸」を紹介する。建物3階分の高さに加え、上部がオーバーハングした高難度仕様のクライミングウォールを備えた個性派住宅だ。

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 敷地に建つのは建築面積11坪の3階建て。外壁は1階がレッドシダー張り、2・3階はジョリパット仕上げで、縦に並ぶ正方形の窓が外観のアクセントになっている。玄関を入ると約10畳の土間が広がり、建主が営む会社の事務所やキャンプ道具置き場として活用。天井の一部は3階まで吹き抜けになっている。奥にはスクリーンで仕切れる小上がりがあり、客間としても使用可能だ。

 小上がりの掃き出し窓から出られる広いウッドデッキの南面には、建主の登山歴を反映した高さ9メートルのクライミングウォールを設置。建主はかつて8000メートル峰に挑戦した経験を持つ元登山家で、上部がオーバーハングした難易度の高い設計となっている。

 2階は約19畳のLDKで、窓からは緑豊かな借景が広がる。台所はアイランド型で、吹き抜けを通して上下階とつながる開放感が特徴。3階は個室ゾーンで、主寝室には南と西の2面に窓を配置。南側は二重窓となっており、その間に吹き抜けが通っている。さらに3階と屋上には2層のバルコニーがあり、下段で野菜の苗を育て、上段からは360度の眺望が楽しめる。

竣工:2020年6月
敷地面積:94.3平方メートル(28.5坪)
建築面積:36.8平方メートル(11.1坪)
延床面積:99.9平方メートル(30.2坪)
構造:木造在来工法
設計:堀泰彰/ディンプル建築設計事務所
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