福山雅治&有村架純、初共演で互いの感想を語る「リアリティを持たせてくれる存在」「圧倒的でし…

2025/08/11 16:32 

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映画『ブラック・ショーマン』の完成報告会より (C)ORICON NewS inc.

 俳優の福山雅治(56)、有村架純(32)、田中亮監督が11日、都内で行われた映画『ブラック・ショーマン』(9月12日公開)の完成報告会に出席した。

【写真】ド派手なマジックも披露された映画『ブラック・ショーマン』完成報告会

 福山演じる主人公・神尾武史はラスベガスでも名を馳せるマジシャンでありながら、金にシビアで息を吐くように嘘をつくという超個性派キャラクター。父の死をきっかけに武史とバディを組み、事件の真相に迫っていく武史の姪・神尾真世役を有村が務める。

 初共演となる2人。福山は「有村さんは本当に実力があって。偉そうに聞こえたら申し訳ないんですけど、本当に力があるなと思いました。この『ブラック・ショーマン』の世界、そして神尾武史というキャラクターは現実的か、となると非現実的なところが多分にあります。小説だから面白い、映画だから面白い、そういう存在だと思っていて。その非現実世界を現実とつないでくれる存在が真世であり、その真世を演じる有村さんがこの『ブラック・ショーマン』という世界、神尾武史というキャラクターにリアリティを持たせてくれる存在」とする。

 有村は、武史の兄で、真世の父、そして物語の発端となる殺人事件の“被害者”の元中学校教師という・神尾英一役の仲村トオルを携帯電話の待ち受けにする役作りをしていたという。福山は「有村さんの役は難しい役だと思っていた。トオルさんのお写真を待ち受けにしていたと初めて聞いたのですけど、心が動いて体が動くことをブレずに最初からずっとやられていた。そこに甘えさせてもらった。より自由にやれるようになった。この作品にリアリティを持たせてくれた有村さんのお芝居と、お芝居に向かう心が私の表現の自由を高くさせてもらえた」と感謝。有村は「恐縮です」と平身低頭に語った。

 一方の有村も以前に映画賞で一緒になった際に「いつか共演できたらいいですね」と会話を交わしたことを明かしながら「ご縁があってよかったなと思いました」とにっこり。「実際に現場で見た福山さんは、歩まれてきた歴史を背景にすごく感じた。ドラマの世界もそうですし、映画の世界も、時代を築き上げて、先頭を切って歩いてきてくださった方です。もちろん気持ちがあってお芝居をするのは大前提なんですけれども、それがあってプラスαで『こういうこともできる』、『ああいうこともできる』、『こんなことも考えられる』と、とにかくご自身で持たれている。武器みたいなものを駆使して撮影、お芝居されているのを見て、圧倒的でしたね。圧倒的な存在でした。それが映像にしっかり写っています」と力説。福山は「恐縮です」と同じく返しながら「恐悦至極にございます」と付け加えて笑わせていた。

 累計発行部数1億冊を突破するベストセラー作家・東野圭吾氏の人気小説『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』(光文社文庫)を実写映画化。本作で福山と有村は初共演となる。東野氏といえば、刑事、物理学者、探偵、超能力者など、これまで数多くの魅力的な主人公を生み出してきた名手。そんな東野氏が新たに創り上げたのは、“超一流マジシャン”。国内シリーズ累計発行部数は87万部を突破し、2020年の刊行以来、世界各国で翻訳される大ヒット作品を原作に、未解決の殺人事件に挑む“マジシャン探偵”が、映画館に新たな風を巻き起こす。
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