竹野内豊、カトリーヌ・ドヌーヴとの共演作で見せる円熟した演技 場面写真解禁

2025/08/08 10:04 

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映画『SPIRIT WORLD -スピリットワールド-』(C)L. Champoussin /M.I. Movies /(C)2024「SPIRIT WORLD」製作委員会

 フランスの名優カトリーヌ・ドヌーヴが主演し、日本から竹野内豊、堺正章、風吹ジュンが共演する映画『SPIRIT WORLD -スピリットワールド-』より、竹野内の出演シーンが公開された。

【画像】解禁となった竹野内豊のそのほかの場面写真

 1994年の俳優デビュー以来、30年にわたり第一線で活躍を続ける竹野内は、ドラマ『ロングバケーション』(1996年)、『ビーチボーイズ』(97年)などの人気ドラマで女性を中心に高い支持を獲得。その後も『BOSS』(2009年)や『素敵な選TAXI』(2014年)など幅広い役柄に挑み、シリアスからコミカルまで自在な演技で観客を魅了してきた。

 最近では、連続テレビ小説『あんぱん』では愛情深い人物を好演。8月15日公開の映画『雪風 YUKIKAZE』では、実在した駆逐艦の艦長を静かに熱演している。本作では予期せぬ父の死に直面する主人公ハヤトの疲弊した心と体を繊細に演じている。

 公開された場面写真には、父・ユウゾウが口ずさんでいた曲を思い出しながらタバコを吸う姿や、仕事中も酒が手放せない様子、亡き父の大ファンだったフランス歌手クレアの歌を初めて聴き涙を流す瞬間が収められている。父の死の喪失感に加え、幼少期の傷が現在の生き方に影を落とすハヤトの複雑な心情が伝わるカットだ。

 本作は、フランス・日本・シンガポールによる国際共同製作で、『家族のレシピ』(2019年)のエリック・クー監督がメガホンを取る。2024年に群馬県高崎市と千葉県いすみ市で撮影された。

 物語は、父の死をきっかけに故郷・高崎を訪れたハヤト(竹野内)が、遺言に従い長く疎遠だった母・メイコ(風吹)を探す旅に出るところから始まる。遺品の中からは、フランス人歌手クレア(ドヌーヴ)のコンサートチケットが見つかるが、翌日彼女の訃報を知る。一方その頃、死後の世界を彷徨っていたクレアはユウゾウ(堺)と出会い、見えない存在としてハヤトの旅を見守ることになる。家族、仕事、人生──さまざまな葛藤を抱えながら母を探すハヤトが最後にたどり着く答えとは。そしてクレアがもたらす“奇跡”とは何か。

 『SPIRIT WORLD -スピリットワールド-』は、10月10日より東京・TOHOシネマズ シャンテで先行公開、10月31日より全国公開される。
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