『ジュラシック・ワールド/復活の大地』スピルバーグ作品へのオマージュが随所に

2025/08/06 17:12 

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『ジュラシック・ワールド/復活の大地』(8月8日公開)(C)2025 Universal Studios. All Rights Reserved.

 不朽の名作「ジュラシック」シリーズの最新作『ジュラシック・ワールド/復活の大地』(8月8日公開)より、スティーヴン・スピルバーグ作品へのオマージュが随所に散りばめられた制作の舞台裏を、豪華キャストとスタッフが語る特別映像が解禁された。

【動画】『ジュラシック・ワールド/復活の大地』特別映像

 『ジョーズ』『インディ・ジョーンズ』『ジュラシック・パーク』など、映画史に残る名作を生み出してきた巨匠スティーヴン・スピルバーグ。そのDNAを受け継ぐ本作では、シリーズ初期の2作品『ジュラシック・パーク』(1993年)と『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』(1997年)の脚本を手がけたデヴィッド・コープが、スピルバーグの熱烈なオファーにより28年ぶりにシリーズへカムバック。物語は、よりスリリングでスケールの大きなサバイバルを描きながら、シリーズの原点へと立ち返る内容となっている。

 本作のメガホンを取ったのは、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』などで知られるギャレス・エドワーズ監督。幼少期からスピルバーグ作品を愛し、研究し続けてきた彼は、デヴィッドによる脚本を読んだ際、「この脚本はスピルバーグへの恋文でした」と語り、大きく心を動かされたという。

 その思いは映像にも色濃く反映されている。モササウルスが水中から突然襲いかかるシーンは『ジョーズ』(1975年)を彷彿とさせ、ケツァルコアトルスが登場する場面では『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』(1984年)を想起させるような遺跡演出が盛り込まれている。さらに、ディロフォサウルスの威嚇シーンや博物館の垂れ幕など、『ジュラシック・パーク』を思わせる演出も多く、シリーズファンにはたまらない仕掛けが満載だ。

 また、監督の念願だったフィルム撮影も本作で実現。「以前からフィルムで撮影し、自然な映画的な質感を出したかったんです」とエドワーズ監督は語り、『ジュラシック・パーク』や『ジョーズ』といったスピルバーグ作品が持っていた“映画らしさ”を再現するため、35mmフィルムが使用された。映像には、フィルムならではの粒子感や鮮やかな色彩、ヴィンテージな雰囲気がにじみ出ており、シリーズのレガシーを感じさせる。

 キャスト陣もこの“原点回帰”の姿勢に深く共鳴。ヘンリー・ルーミス博士を演じたジョナサン・ベイリーは「往年のファンに捧げる作品」と語り、主人公ゾーラ・ベネット役のスカーレット・ヨハンソンも「『復活の大地』は1作目に立ち返ったサバイバルの物語です。基本に立ち返り、恐竜の島にいる臨場感を観客に届けたい」とコメントしている。

 「ジュラシック」シリーズは、革新的な撮影技術とともに、世界中の観客に興奮と感動を届けてきた。最新作『復活の大地』では、その伝統を大切にしながら、スケールも感動もさらなる進化を遂げている。恐竜という太古の生物が現代に甦るシリーズの原点的魅力はそのままに、よりダイナミックな世界観と深みのある人間ドラマが織り交ぜられた。

 ダンカン・キンケイド役のマハーシャラ・アリは「壮大な冒険の中で、新たな恐竜も多数登場します」と語り、エドワーズ監督も「ユーモアもたっぷりで、恐怖と緊張感にも満ちています」と本作の魅力を語っている。恐竜との遭遇によって描かれる冒険や友情、葛藤など、人間模様にも心を揺さぶられるエモーショナルな1作となっている。


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