『鬼滅の刃』累計2.2億部突破!4年半で+7000万部 集英社「連載終了後も圧倒的な人気」

2025/07/17 21:14 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

『鬼滅の刃』コミックス累計2億部突破の告知ビジュアル (C)吾峠呼世晴 /集英社

 人気漫画『鬼滅の刃』(作者:吾峠呼世晴)コミックス全23巻の全世界累計発行部数が、2億2000万部(国内1億6400万部・海外5600万部/デジタル版含む)を突破したことが17日、集英社より発表された。2021年2月に累計1億5000万部突破を発表しており、その後、記録更新の発表はなかったが、この4年半で7000万部増加し、集英社は「連載終了後も圧倒的な人気を博している」と説明した。

【画像】腹筋バキバキ!無惨の最終ビジュアル 『鬼滅の刃』歴代イラスト

 同作は、2019年4月6日時点(アニメ放送時)では累計350万部だったが、アニメ放送の影響で人気に火が付き社会現象化。同年9月末に1200万部、12月4日に2500万部、2020年2月4日に4000万部…と部数を伸ばし続け、20年10月2日に1億部を突破。最終巻が発売された20年12月4日に1億2000万部となった。

 2021年2月に1億5000万部突破した際、集英社は「完結後も、劇場版の大ヒットなどで人気が続き、度重なる重版で累計発行部数が1億5000万部を突破した」と説明していた。

 なお、累計発行部数が1億部を超えている集英社作品は『鬼滅の刃』のほか、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』、『DRAGON BALL』、『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズ、『SLAM DUNK』、『ONE PIECE』、『NARUTO-ナルト-』、『BLEACH』、『キングダム』、『僕のヒーローアカデミア』、『呪術廻戦』となっている。

 『鬼滅の刃』は、2016年2月から20年5月まで『週刊少年ジャンプ』で連載していた人気漫画で、大正時代の人喰い鬼の棲む世界を舞台に、家族を鬼に殺された少年・竈門炭治郎が、鬼になった妹の禰豆子を人間に戻すため<鬼殺隊>へ入隊し、家族を殺した鬼を討つ姿を描いた物語。

 2019年4月から9月にかけてテレビアニメ「竈門炭治郎 立志編」が放送され、大きな話題となり、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が2020年10月に公開。全世界での興行収入は約517億円を突破するなど社会現象となった。

 その後、ゲーム化や舞台化もされ、2021年12月にテレビアニメ「遊郭編」、2023年4月に「刀鍛冶の里編」、2024年5月~6月に「柱稽古編」が放送。「柱稽古編」の続きを描く劇場版『鬼滅の刃 無限城編』が3部作で制作されることが決まっており、第1作目『劇場版「鬼滅の刃」 無限城編 第一章 猗窩座再来』が18日より公開される。

■著者・吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)プロフィール
 2013年、「週刊少年ジャンプ」の月例賞「第70回 JUMP トレジャー新人漫画賞」にて読切作『過狩り狩り』で佳作を受賞。以降『文殊史郎兄弟』、『肋骨さん』、『蠅庭のジグザグ』といった読切作品を発表した後、「週刊少年ジャンプ」2016年11号より『鬼滅の刃』の連載を開始。同誌2020年24号で完結した。

■『鬼滅の刃』最近の累計発行部数の流れ(集英社発表)
19年4月6日:350万部(テレビアニメ放送時)※4月9日発売巻で500万部
19年9月末:1200万部(テレビアニメ終了時)
19年12月4日:2500万部
20年2月4日:4000万部
20年5月13日:6000万部 ※5月18日に『鬼滅の刃』原作漫画の連載終了
20年7月3日:8000万部
20年10月2日:1億部 ※10月16日に劇場版『鬼滅の刃』無限列車編公開
20年12月4日:1億2000万部 ※コミックス最終23巻発売
21年2月15日:1億5000万部
25年7月17日:2億2000万部
ORICON NEWS

エンタメ

注目の情報