山田五郎、「第17回 伊丹十三賞」を受賞「驚愕と恐縮に震えております」【コメント全文】

2025/07/17 13:27 

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山田五郎 (C)ORICON NewS inc.

 「第17回伊丹十三賞」の受賞者が17日、伊丹十三記念館公式サイトで発表され、編集者・評論家の山田五郎氏(66)が、受賞した。

【写真】優しい微笑みで「第16回伊丹十三賞」受賞を喜んだのん

 伊丹十三賞は、デザイナー、イラストレーター、俳優、エッセイスト、テレビマン、雑誌編集長、映画監督など、さまざまな分野で才能を発揮し、つねに斬新、しかも本格的であった仕事によって時代を切り拓く役割を果たした伊丹十三氏の遺業を記念して、創設された賞。ITM伊丹記念財団による伊丹十三顕彰事業のひとつとして 2008年に創設し、これまで、糸井重里、タモリ、内田樹、森本千絵、池上彰、リリー・フランキー、新井敏記、是枝裕和、星野源、磯田道史、玉川奈々福、宮藤官九郎、清水ミチコ、小池一子、三谷幸喜、のんが受賞している。

 山田氏について、伊丹十三賞選考委員会は、「美術を対話的に掘り下げるインターネット番組『山田五郎 オトナの教養講座』の斬新さ、おもしろさに対して」と受賞理由を説明した。

 この受賞を受け、山田氏は「伊丹十三さんは、私たちの世代にとってまさに“モノンクル”。言葉やデザインや映像で思いを表現して人に伝えることの素晴らしさを楽しく教え、あんな大人になりたいと憧れさせてくれた素敵なおじさんでした。そんな恩人のご尊名を掲げた賞を思いがけず頂戴する栄誉に浴し、驚愕と恐縮に震えております」と驚きと喜びを表現。

 続けて「もはやおじさんならぬおじいちゃんの歳になり、大病と闘う中でのこの受賞は、まだまだ生きて伊丹十三が教えてくれたことを少しでも後代に伝えていけという、最高の励ましとなりました。宮本信子館長と選考委員の皆様に、心から感謝いたします」と結んだ。

 山田氏は、1958年12月5日、東京都生まれ。82年、講談社に入社し、雑誌『Hot-Dog PRESS』の編集長などを経てフリーに。 『百万人のお尻学』や、『知識ゼロからの西洋絵画入門』、『銀座のすし』などを執筆している。また、バラエティー番組『タモリ倶楽部』や、情報バラエティ番組『出没!アド街ック天国』などにも出演し、テレビもその博識を披露している。昨年10月、原発不明がんを公表。抗がん剤治療しながら活動継続している。
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