スピッツの名曲「楓」27年越しの映画化 行定勲監督が描く新たなラブストーリー

映画『楓』12月19日全国公開決定、超ティーザービジュアル(C)2025 映画『楓』製作委員会

【動画】スピッツ「楓」とともに…映画化アナウンス映像
これまで数々の名曲を生み出し、時代を超えて愛されてきたスピッツの楽曲が、デビュー34年目にして初の映画化を果たす。近年もドラマ『silent』での劇中歌使用や、劇場版『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』の主題歌を担当するなど、若い世代からの支持も厚い。
今回映画化される「楓」は、1998年発売の8thアルバム『フェイクファー』に収録され、同年にシングルカットされた曲。「さよなら 君の声を抱いて歩いていく」という印象的なサビは、大切な人との別れや忘れられない想いに共感し、励まされた人も多いだろう。ボーカルの草野マサムネが書いた切なくも愛おしい歌詞と唯一無二の歌声によって生まれたこの曲は、松任谷由実、上白石萌歌、Crystal Kay、Uruなど数多くのアーティストにカバーされ、27年経った今も幅広い世代に愛され続ける名曲だ。
世代を超えて歌い継がれる「楓」は、大切な人との別れ、その思い出を胸に歩き出そうとする、美しくもはかなく切なくも希望を感じさせる歌。その心を揺さぶるメロディと、聴く人それぞれの解釈を許す歌詞は、多くの人の心をつかんで離さない。本作を企画した井手プロデューサーも、「スピッツの『楓』は、決して色褪せることなく、多くの人に長く愛され続けている名曲です。私にとっても、人生を通して聴き続けてきた曲といっても過言ではありません。年を重ね、別れを経験するたびに、いつも自分を未来へと導いてくれました」と、この曲への特別な想いを語っている。
「楓」の花言葉でもある“大切な思い出”や“美しい変化”、そして“遠慮”がキーワードとなる本作。物語は、人生の中で大切な人を失った二人の男女が主人公。誰もが自分の物語として共感できる、出会いと別れ、愛と悲しみ、胸に刻まれた忘れられない過去と、それでも続いていく現在――。移りゆく季節の中で、それでも前へ進もうとする二人の姿を描き、今を生きる私たちに希望を与える。スピッツの「楓」と共に、人生に寄り添う物語になりそうだ。
100万人が涙し「生涯の一本」とも称される“セカチュー”から約20年、再び時代を代表するラブストーリーに挑んだ行定監督も「『世界の中心で、愛をさけぶ』は、失った人を心に抱え、再び歩き出す決意をするラストでした。それから20年後、スピッツの名曲にインスパイアされた再生の物語に携わるという巡り合わせに胸を熱くしています」と本作への思いを語っている。
脚本は、『ソラニン』『東京リベンジャーズ』などを手がけた高橋泉(※高=はしごだか)。長く愛される楽曲を原案にオリジナルストーリーを紡ぐという高いハードルを越え、色褪せないメロディと歌詞が紡ぐ「楓」の世界観を見事に物語化した。
解禁された映像とビジュアルには、壮大な青空が広がるニュージーランドの景色が映し出される。緑豊かな山々、湖、星空など自然の美しさが本作を彩る。赤く色づいた「楓」の葉や夕暮れの光に照らされる空も、物語の始まりを予感させる。映像には車のラジオから流れる音楽、路地裏の階段、学校の屋上といった日常の風景も映し出され、登場人物たちの日常、大切な思い出、未来への歩みが描かれる壮大なラブストーリーへの期待が高まる。
■行定勲監督のコメント
この映画は喪失から立ち直れない人々を描く物語です。
人間の美しさだけでなく愚かさや身勝手さが露呈するのが恋愛だ。だから、ひとりでは生きていけない弱さや狡さがそこに介在する。
楓の花言葉には、『調和』『美しい変化』『大切な思い出』『遠慮』とあります。
私は『遠慮』をこの物語の核にして恋愛を描きたいと思いました。人のために自分の気持ちを遠慮させて相手のことを想う男。その想いに気付きながらも、失くした最愛の人のことを想い続ける女。
20年前に『世界の中心で、愛をさけぶ』を作った。あの映画は失った人を心に、再び歩き出すことを決意したラストだった。それから20年後に、スピッツの名曲にインスパイアされた再生の物語に携わるという巡り合わせに胸を熱くしている。
■井手陽子プロデューサー
スピッツの「楓」は、決して色褪せることなく、多くの人に長く愛され続けている名曲です。
私にとっても、人生を通して聴き続けてきた曲といっても過言ではありません。
年を重ね、別れを経験するたびに、いつも自分を未来へと導いてくれました。
“楓”の花言葉には、『調和』『美しい変化』『大切な思い出』『遠慮』の意味があります。
人生には、多くの別れがあり、喪失は誰もが経験するでしょう。
その悲しみは、すぐに癒えることはない。それでも、季節は変わらず巡っていく。
流れる時間の中で、さまざまな感情が複雑に交差する。
忘れられない、忘れたくない想い。新たに生まれる想い。
純粋すぎるがゆえ、ときに残酷な想いを抱え、人はどう生きていくのか。
大切な思い出を胸に、美しく変化する男女の想いを描けたらと思いました。
「楓」から生まれたこの映画が、誰かの人生に寄り添い、未来への希望となることを願います。
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