夏場、足の蒸れと激臭問題…どう対策すべき? お気に入りの革靴を長く履きたいなら”2足持ち”…

2025/07/11 19:10 

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ゴアテックスの素材が使われた「防水ビジネスシューズ」

 いきなり雨が降ったり、とにかく暑かったり、天候が不安定な今年の夏。特に今の季節、足元は湿気がたまってサウナ状態となり、脱いだ靴から異臭が漂う経験も。“革靴”と聞いただけで身構えてしまうが、いまビジネスパーソンの間で“最強の靴”として知られるのが、ゴアテックスという透湿防水素材を使用した革靴。「洋服の青山」で18年に発売され、梅雨時期から夏場にかけて大きく売上を伸ばしているという。どのように活用することで利点があるのか話を聞いた。

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■”放っておいたら劣化”を防ぐには?「2足持ちで、履かない靴は休ませる」

 夏場に革靴を履いていると悩まされるのが、汗による湿気とニオイ。SNSでは「なかなかケアができない」「シューズクローゼットに保管したまま、気づくと劣化している」という声も。1足だけで使いまわしていると、傷むのも早く「お気に入りの靴ほど、休ませることが大事」と青山商事の村上智彦さん。

「梅雨に始まり、これから台風の季節も始まります。日中は暑くて常に蒸れていますし、雨も降っているとなると『手持ちの革靴を履きたくない』と感じることが増えてくると思います。そんな時に活用いただきたいのが、お気に入りの革靴とゴアテックスの革靴の“2足持ち”です。天候や気温によって履き分けて、履かないほうの靴は休ませてあげることで、革靴の品質を保つことができます」

 同社から登場しているゴアテックス素材の革靴は「最強の靴」としてビジネスパーソンの間でも注目されているアイテム。革に防水の素材を使っているため、表面から水が入ってこない上に、内部にもゴアテックスのフィルムが貼られている。「防水の革といっても100%表面から入ってこないわけではないのですが、わずかに入ってきても、中に貼られたゴアテックスのフィルムでシャットアウトします。さらにゴアテックスは水は通さないけれど湿気は逃がすという特徴があるので、防水性と透湿性を兼ね備えたまさに“最強の靴”ですね」。

■ビジネスシューズの適切なケア方法、購入時に付属する薄紙は”捨てない”

 ビジネスシューズは「1回履くとコップ1杯分の汗をかく」と言われている。「必ず湿気を取って乾燥させることが大事。靴の中をカラッとさせることがカビやニオイ防止につながります」と村上さん。

【革靴のお手入れ】
・履きジワを伸ばしクリームを均等に塗れるなどメンテナンスがしやすいようシューキーパーを入れる
・ブラシやクリームで表面の汚れを取り除き、磨く
・靴箱はあまり風通しがよくないので、玄関に置いておく
・型崩れ防止のためシューキーパーは入れたまま保管する
・シューキーパーがない場合は、必ず除湿剤か新聞紙(購入時に付属する薄紙)を入れておく

「靴の中の水分は、夜に帰って来て翌朝まで置いたとて、完全には乾かないんです。その状態で履き続けてしまうと、ダメージはどんどん蓄積されていくと思います。ニオイでいうと、本革の靴はニオイづらく、合成革はニオイやすい傾向があります。本革を1足、ゴアテックスなど雨の日用の靴を1足持って、使い分けたほうが、好きな靴を長く使うことができるのではと思います」
ORICON NEWS

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