『ホットスポット』が放送文化基金賞で優秀賞 角田晃広は演技賞も受賞 脚本・バカリズムに感謝…

『第51回放送文化基金賞贈呈式』に登壇した(左から)角田晃広、バカリズム (C)ORICON NewS inc.

【写真】素敵な笑顔!伊藤沙莉とともに手をふる角田晃広
富士山麓のとある町のビジネスホテルに勤めるシングルマザーの主人公・遠藤清美(市川)と宇宙人の交友を描いた地元系エイリアン・ヒューマン・コメディー。清美は職場や地元で起きる小さな事件を宇宙人である高橋孝介(角田)の能力を借りて解決する。
バカリズムの受賞理由は「爆笑を招きつつ、綿密な伏線を見事に回収していく巧みな構成を持つ脚本で、その完成度の高さに舌を巻く。何気なさが笑いへと変わるユーモアの本質を示した傑作脚本である」という内容で、角田の受賞理由は「『ホットスポット』の脚本担当のバカリズムとの相性のよさもあるのだろうが、普通のおじさんにしか見えない宇宙人という役を、これほど自然に演じ、かつ笑いを誘える人は稀有である。観客からどういうリアクョンを引き出すべきかわかったうえで、狙ったとおり、何気ない自然な演技で、そのリアクションを引き出していく。通常の俳優の能力にプラスして、どう見せるか見えるかを計算しつくした知的な演技力を持っている。すでに多くの映画やテレビに出演していて、その演技力には定評があるが、今回は特に表彰ものだった。通常に見えるが通常でないシチュエーションのおかしみを表現する演技力に特に長けており、今後ますますの活躍が期待される」となっていた。
角田は「壮大なコントのノリでやらさせていただきまして。まずバカリズムの脚本の面白さですね。付き合いも長いので、当て書きをしてもらってます。監督がちゃんと演出してくれるんです。なので、その通りにやったら、このような賞をいただけた。こんなラッキーなことはない」と話して笑わせた。キャスト、スタッフへの感謝のメッセージもした上で「素晴らしい方々にばかりに支えられて、その結果、演技賞を個人でいただきましたけども…。いただきます」と“みんなでもらった賞”という定番のあいさつをフリにしていた。
配役についてバカリズムは当初、俳優を起用しようとしていたという。それが難航した結果「灯台下暗しというか。こんな近くにぴったりの人いたことと思って。プロデューサーさんに連絡したら、ちょうど同じタイミングで監督さんも『角田さんで、どうでしょうか?』と。じゃあ、これはもうお願いしよう、と」と経緯を説明。角田の演技については「めちゃくちゃ面白かったです。ずっと昔から面白いのは知ってるんで。通常営業なんですけども、それがドラマにハマって素晴らしかったと思います」と絶賛。お褒めの言葉に角田は「気持ちが良かったですね」と鼻高々だった。
また、バカリズムは『ブラッシュアップライフ』の制作陣から打ち上げの席で「同じチームでドラマを作りましょう」という番組終了時の“あるある”ワードを聞いていたそう。「信じていなかった。だいたい実現しないので」というが、「今回だけは違った」とまさかの実現したことに驚いたエピソードを明かしていた。角田はもう1度やりたか問われると「『いいんですか?』という感じで。絶対やりたいですよね。現場の空気も良くて、スタッフの皆さんもすごく楽しくやれた現場でもあった。その時は絶対に行く」と宣言。バカリズムのリアクションを見た角田は「なさそうな感じですけど。またお願いしますよ」と懇願していた。
同賞は、過去1年間(2024年4月~25年3月)の放送・配信された中から選ばれた、優れた番組・コンテンツや個人、グループに贈られる。今回は、全国の民放、NHK、動画配信会社などから、全部で282件の応募、推薦がなされた。4月から約2ヶ月にわたる厳正な審査の結果、ドキュメンタリー、ドラマ、エンターテインメント、ラジオの4つの部門で、それぞれ最優秀賞、優秀賞、奨励賞の16作品と、演技賞や出演者賞など個人6件、放送文化、放送技術部門で8件、さらに特別賞1件の受賞が決まった。
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