西垣匠・山崎天・戸塚純貴出演、短編映画 『ソニックビート』カナダのファンタジア国際映画祭正…

2025/07/05 19:14 

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短編映画 『ソニックビート』「第29回ファンタジア国際映画祭」に正式出品決定 (C)ORICON NewS inc.

 東宝の若手社員による才能支援プロジェクト「GEMSTONE Creative Label」の短編映画 『ソニックビート』 が、カナダ・モントリオールで開催される「第29回ファンタジア国際映画祭」(7月16日~8月3日)「Fragments d'Asie 2025」部門に正式出品されることが決定した。

【画像】主演の西垣匠、山崎天

 『ソニックビート』は、2001年生まれの新鋭・関駿太監督がメガホンを取り、西垣匠が劇場用映画で初主演、山崎天(※崎=たつさき)が映画初出演を果たす注目作。ドラマ・映画・舞台で活躍する戸塚純貴が、主人公の人生に大きな影響を与える重要な存在を演じる。

 陸上競技大会100m走予選のスタートラインに立った高校陸上部員のイサオ(西垣)は、極度のプレッシャーから精神世界に閉じ込められてしまう。真っ暗な空間には、怪しい作業員とイサオの記憶を映し出すテレビデオ。陸上部イチ足が速いアキ先輩(山崎)や、幼い頃に出会ったさすらいの旅人リキ(戸塚)との思い出が走馬灯のように駆け巡る。イサオは過去の記憶と向き合い、走り出すことができるのか――。

 映画祭出品にあわせて公開された海外版ティザービジュアルでは、陸上競技場のスタートラインに立つイサオの緊張感あふれる表情を捉え、彼の内面に潜む葛藤やプレッシャーが鮮烈に表現されている。背景に走る光の軌跡は、イサオが迷い込む“精神世界”と、そこからの脱出を象徴するかのよう。どこか幻想的でスピード感のある世界観が、青春ドラマでありながら一筋縄ではいかない物語の奥行きを感じさせる。

 ファンタジア国際映画祭は、1966年にスタートし、今年で29回目を迎える北米最大級のジャンル映画祭。北米、欧州、アジアなど世界各国から約400作品が集まり、期間中の来場者は約10万人にものぼるなど、国際的な注目を集めている。「Fragments d'Asie」はアジア各国の短編映画を紹介するプログラムで、本作の選出はテーマ性や完成度の高さが国際的に評価された証といえる。なお『ソニックビート』は、国際短編映画コンペティションにもノミネートされている。

 「GEMSTONE Creative Label」としては、同レーベル初の劇場公開作品となった短編オムニバス映画『GEMNIBUS vol.1』(2024年)の一編、ちな監督『ファーストライン』が昨年の同映画祭のオフィシャルセレクション&今敏コンペティションに選出されており、2年連続の正式出品となった。次世代クリエイターたちの新たな才能が、世界の舞台で大きく羽ばたこうとしている。

■西垣匠のコメント

 『ソニックビート』が日本を飛び出し、世界の方々にも見ていただけることを、とてもうれしく思います。この作品が描く「若さ」や「勇気」は、言語の壁を越えて、すべての人に共感していただけるものだと思っています。セット、音、映像美など、見どころは盛りだくさんなので、いろいろな部分を楽しんでいただきたいです。また、これを機に1人でも多くの方に『ソニックビート』という作品が伝わっていくことを願っています。

■山崎天のコメント

 このたび、映画『ソニックビート』がカナダのファンタジア国際映画祭に出品されることが決定し、世界で初めてこの作品が上映されると聞き、本当にうれしく思っています!作品に込められたエネルギーやメッセージが、海を越えてカナダの皆さんにも届くことを心から願っています。人生初めての映画作品をこのような形で皆様に観ていただけるのが、今からとても楽しみです!たくさんの方にこの映画が届きますように!

■戸塚純貴のコメント

 カナダのファンタジア国際映画祭に選出されたこと大変光栄に思います。映画祭は自分にとって特別な場所であり、監督をはじめスタッフ・キャストが一丸となって撮影した作品が国境を超えてたくさんの方に届けられることを、とてもうれしく思うと共にどんな反応があるのか楽しみです。ソニックビートの名の如く、この作品が音速のスピードで全世界に羽ばたいていくことを願っています。
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