藤木直人&白石麻衣、“かみ合わない”2人が織りなす化学反応に期待 クセ強キャラと自身の相違…

2025/07/04 08:00 

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7月9日スタートのフジテレビ系水10ドラマ『最後の鑑定人』 (C)フジテレビ

 7月9日スタートのフジテレビ系水10ドラマ『最後の鑑定人』(毎週水曜 後10:00)で主演を務める俳優の藤木直人(52)と共演の白石麻衣(32)がこのほど、ドラマの合同取材会に出席。撮影への意気込みに加え初共演となるお互いの印象について語った。

【写真】藤木を支える“変人”研究員を演じる白石麻衣

 同作は、かつて科捜研のエースとして活躍し“最後の鑑定人”と呼ばれていた主人公が、科学的アプローチを駆使して難事件を解決に導いていくサイエンス×ミステリー作品。今作は岩井圭也氏の同名小説を映像化した。

 藤木演じる主人公・土門誠(どもん・まこと)は、元科捜研のエースで卓越した鑑定技術の持ち主。白石演じる高倉柊子(たかくら・しゅうこ)は、土門鑑定所の事務員も兼任する研究員。心理学の道に進みたいと考えていて土門鑑定所では腰掛けくらいの気持ちで働いており、あわよくば転職しようと考えている。

――今作では初共演ながらもバディという役どころです。意気込みを教えてください。
藤木:土門(藤木)と高倉(白石)がこの先どうなっていくのか。2人のかみ合わない部分が今作の肝になると思っているので、現場で楽しく白石さんと探っていけたらと思っています。

白石:視聴者が共感するのは高倉側だと思うので、共感がより得られるようにしていければと思っています。

――初共演となるお互いの印象について教えてください。
藤木:アイドルのみならずモデルもされていて、それでいて、バラエティの番組に出たらしっかりモノマネで笑いをとる。本当に器用な方だなって思っていたので、今回ご一緒することができてとても頼もしく思っています。

白石:クールで爽やかな印象ですし、藤木さんが出演されていたドラマ『ナースのお仕事』(フジテレビ系)をずっと見ていたので、今回ご一緒できることがすごくうれしいです。バディという役どころとして、しっかり土門先生についていけるように頑張れたらなと思っています。

――専門性の高い役どころになると思いますが準備されていることはありますか?
藤木:鑑定の仕事は初めてですけど、他のドラマでもテーマになることは多いかなと思いますので、まずは『科捜研の女』を見て勉強します(笑)。割とこれまでも理系の役が多くて、専門用語を言うことも多いので、今回も頑張ります。

白石:演じる高倉は心理学で人の嘘を見抜ける癖があるので、「人を見る」というところに関しては、個人的にも人を結構見ちゃう癖があります。撮影前に人間観察じゃないですけど、「今この人こういうこと考えているのかな」みたいなことは勉強できたらいいなと思っています。

――今回演じるキャラクターと自分自身の似ている、また違った部分を教えてください。
藤木:普通の人間のつもりですけど、「何を考えているかわからない」って言われることがあるんです。そういった部分は理系人間なのかなと。物事を理屈っぽく考えてしまうことがあり、理屈的に考える間が、「その間が怖い」みたいなのがあったりとかするんです。そういうところは似ているのかもしれないですね。

白石:高倉は独自のハーブ水を出して、その人が素直な人なのか、嘘をついているのかと仕掛けに行くタイプですけど、私は真逆で、もう何も動けないです。でも逆に人の心理を考えるのはすごく好きで、感じ取っちゃう方ではあるので、そこは似ている部分でもあるのかなと思っています。

――本作に関して他のミステリー作品とはここが違うなと感じたことがあれば教えてください。

藤木:原作はちょっと構成が独特で、土門はそこまで出てくることはなく、最終的には追い詰められた犯人が独白するという。これをどうやって映像化するんだろうと思っていましたが、台本をいただいた時点で、土門が感情を表すキャラクターとなっていて、原作とは違ったエンターテインメントになると思いました。また原作の岩井圭也さんも台本を読まれて「面白かった」と言ってくださったというので、ドラマ化に向けて一丸となって進んでいける部分なのかなと思いました。

白石:ミステリー作品はすごく好きなんですけど、大人になってから小説を読むことが少なくなってしまったので、他の作品との違いを語るのは難しいです。ただこの作品については原作を軸に、ドラマオリジナルの要素としてキャラクターごとのストーリーがより詳しく描かれています。まだわからないことだらけですけど、普通のミステリー、サスペンスとはまたちょっと違う視点で見ることができると思っています。
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