2025年6月29日、千葉県袖ケ浦市のカメリアヒルズ・カントリークラブで開催された国内女子ゴルフツアー「アース・モンダミンカップ」は、佐久間朱莉選手の優勝で幕を閉じた。今大会は賞金総額3億円、優勝賞金5400万円と、JLPGAツアー最高額を誇るビッグトーナメントであり、賞金女王争いの行方を大きく左右する一戦として注目を集めた。

【写真】優勝杯を掲げる佐久間朱莉選手

■佐久間朱莉選手、今季3勝目で賞金女王争いに弾み

　佐久間選手は通算11アンダーで今季3勝目を挙げ、優勝賞金5400万円を獲得した。これにより、賞金女王争いにおいて有利な立場を確保している。
表彰式では、「大会を開催していただきましたアース製薬株式会社の皆様、ありがとうございました。アース・モンダミンカップでは、さまざまな熱中症対策を実施していただきました。おかげさまで最終日までなんとかプレーすることができました」と感謝の意を述べた。また、「2勝してから賞金女王を目指すと断言したので、それを有言実行できるように、残りのシーズンも全力で戦ってまいりたいと思います」と、今後の意気込みを語った。

■ホールインワン賞で小野祐夢選手と仁井優花選手が快挙

　今大会では、小野祐夢選手が15番ホールで、仁井優花選手が9番ホールでホールインワンを達成した。小野選手には賞金1000万円、仁井選手には賞金600万円が贈られた。これらの賞金は、各ホールのスポンサー企業から提供されたものであり、ホールごとに賞金額が異なる設定となっている。

■アース製薬・大塚会長「記憶に残る大会を目指して」

　表彰式でアース製薬の大塚達也会長は、「私どもは毎年、色々な工夫を凝らしてギャラリーの方々、選手の方々、そして携わってくれた関係者の方々、すべてがやってよかったな、参加してよかったなという大会を目指しています」と述べ、大会を支える全ての人々への感謝を伝えた。そして、「来年また新たな大会、記憶に残る、心に残る、歴史に残るような大会を開催できますことを祈念いたします」と述べ、来年以降の大会に向けた意気込みを示した。

　佐久間選手の優勝、ホールインワンの快挙、そして大会運営者の熱意が融合した「アース・モンダミンカップ」は、多くの人々の記憶に残る大会となった。来年の大会がさらに充実したものとなることを期待したい。

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