平方元基&吉沢悠、ハリー・ポッター役を卒業 舞台『呪いの子』2026年1月まで公演延長決定

2025/06/27 14:38 

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舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』上が平方元基、下が吉沢悠の記念セレモニー写真(撮影:渡部孝弘)

 東京・TBS赤坂ACTシアターでロングラン上演中の舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』で、2024年夏からハリー・ポッター役を務めてきた平方元基と吉沢悠の卒業セレモニーが26日に行われた。あわせて、同舞台が来年(26年)1月まで公演延長が決定したことも発表された。

【画像】舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』劇中写真

 『ハリー・ポッターと呪いの子』は、J.K.ローリングがジョン・ティファニー、ジャック・ソーンと共に舞台のために書き下ろしたシリーズ8作目となる公式続編。小説最終巻から19年後、父となった37歳のハリーと息子アルバスの複雑な関係を軸にした新たな冒険を描く。2016年のロンドン初演以来、世界中で演劇賞を獲得し、日本国内でも第30回読売演劇大賞選考委員特別賞、第48回菊田一夫演劇大賞を受賞するなど高い評価を得てきた。

 22年に開幕した東京公演は総観客数120万人を突破し、通算公演回数は1200回を達成。魔法の世界を舞台上で「体感」できる壮大な演出、美術、衣裳、音楽が、原作ファンだけでなく幅広い観客を魅了し続けている。

 今回卒業を迎えたのは、約1年間にわたりハリー・ポッター役を務めた平方と吉沢に加え、木村花代、豊田エリー、石垣佑磨、矢崎広、永井大、大沢あかね、大和田美帆ら3年目のキャスト陣。出演最後の公演ではカーテンコールでセレモニーを行い、客席との写真撮影も実施され、会場は温かい拍手に包まれた。

 卒業に際し、平方は「みんなが僕をハリーにしてくれました」と感謝を述べ、吉沢は「これからも皆様のもとにたくさんの光が届きますように」とメッセージを寄せた。

 今年11月から来年1月までのチケットは、TBSチケット、ホリプロステージにて7月19日午前10時より先着販売スタート。新たなキャストを迎えて進化を続ける『ハリー・ポッターと呪いの子』の魔法の世界に、これからも注目が集まりそうだ。

■平方元基のコメント

 長かったようでやっぱり長かった。どんな日も時間になればハリーとしてそこにいて、3時間40分を生きる。時には昼夜公演つまり、7時間20分。嬉しいとか楽しいとか苦しいとか悲しいとか、そのどれにも属さない新たな感情に包まれるときもあった。でも、始まれば終わる。キャスト、スタッフ、みんなが僕をハリーにしてくれました。始まる前にはわからなかったこの作品の偉大さ、怖さ。今は身をもってわかったような気がしています。そして何より、劇場に足を運んでくださった皆様に心からの感謝を込めまして。ありがとうございました。

■吉沢悠のコメント

 “ハリー・ポッター“は想像以上にすごかった。毎公演、新たな発見がある役で作品の持つ底力に驚きの連続でした。カンパニーの素晴らしいチームワークのおかげで、1年間やり切る事ができ、感謝の気持ちでいっぱいです。そして作品を愛して下さるお客様と共に、感動を分かち合えた時間がとても幸せでした。ロングラン公演には“魔物“が潜んでいます。だからこそ何が起こるかわからない魅力的な瞬間が生まれたのだと感じています。これからも皆様のもとにたくさんの光が届きますように。ルーモス!
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