ジョン・カーニー監督『ONCE ダブリンの街角で』7月から日本最終上映

2025/06/10 23:09 

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音楽映画『ONCE ダブリンの街角で』7月11日から日本最終上映決定 (C) 2007 Samson Films Ltd. And Summit Entertainment N.V. All Rights Reserved.

 映画『はじまりのうた』(2013年)や『シング・ストリート 未来へのうた』(16年)で知られるジョン・カーニー監督の出世作で、ミュージシャン出身でもある彼が初めて手がけた音楽映画『ONCE ダブリンの街角で』(07年)が、7月11日から、東京の渋谷シネクイント、新宿ピカデリーほかで日本最終上映されることが決定した。

【画像】音楽映画『ONCE ダブリンの街角で』場面写真

 アイルランド・ダブリンの街角を舞台に、ストリートミュージシャンの男と移民の女が出会い、音楽を通じて心を通わせていく物語。主演はプロのミュージシャンとして活動するグレン・ハンサードとマルケタ・イルグロヴァ。2007年の全米公開ではわずか2館だったが、口コミで話題になり、140館まで拡大公開された。

 2人が共作した主題歌「フォーリング・スローリー」は「第80回アカデミー賞」で歌曲賞を受賞。その後ブロードウェイ・ミュージカル化され、トニー賞作品賞を受賞するなど、アイルランドの小品だった本作は、世界的な成功を収めることとなった。本作の異例のヒットを受け、次作『はじまりのうた』も口コミ評価の高い音楽映画の傑作となった。

 本作の主演の2人は音楽デュオ、スウェル・シーズンとして映画の公開前から活動しており、一度の解散、再結成を経て、今週13日には16年ぶりとなる新アルバム『Forward』が発売される。さらに、9月にはSixTONES・京本大我が主演を務める本作を原作としたミュージカル『Once』の上演も控えている。

 映画の初公開から18年が経ち、本作の話題が偶然にも重なったタイミングで、日本最終上映を迎えることに。音楽映画の名匠ジョン・カーニー監督の原点ともいえる本作を劇場で楽しめる最後の機会をお見逃しなく。
ORICON NEWS

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