ドニー・イェン VS サモ・ハン、香港アクション映画『SPL/狼よ静かに死ね』期間限定上映…

映画『SPL/狼よ静かに死ね』7月18日~7月31日、東京・シネマート新宿にて期間限定公開 (C)Pegasus Motion Pictures Distribution Limited. All Rights Reserved.

【画像】映画『SPL/狼よ静かに死ね』場面写真
1994年の香港。凶悪犯罪捜査班のリーダー、チャン刑事(サイモン・ヤム)は、黒社会のドンであるポー(サモ・ハン)を、あと一歩のところで獲り逃してしまう。それから3年後、悪性の脳腫瘍に侵されていたチャン刑事は引退を決意。チャン刑事の後任として、武闘派刑事マー(ドニー・イェン)がやってくる。
しかし、引退の日が近づくチャン刑事は証拠を捏造してまで、ポー逮捕に執念を燃やす。メインでは、刑事とマフィアの対立を描きつつ、登場人物それぞれの立場の中に“父と子”をテーマにした物語を展開。人情味にあふれた極上のドラマも見どころだ。
本作が香港アクション映画史の重要作とされるのは、3つの“初めて”が重なったから。アクション監督も務めたドニーは、本作で初めて、古き良き香港アクションのテクニックにプロレス技や関節技などを実験的に取り入れ、スピーディでダイナミックなドニー流アクションを誕生させた。
2つ目は、サモ・ハンが初めて悪役に挑戦した作品であること。今では当たり前のように悪役もこなすサモ・ハンだが、以前はコミカルな役や優しい人物ばかり演じていた。サモ・ハンにとって初めて悪役を演じた本作は、彼の新たな可能性を開花させた記念すべき一作となった。
特殊警棒を持つドニーと華麗なナイフさばきのウー・ジンによる裏路地での死闘、そしてラスト、ドニー・イェンVSサモ・ハンの壮絶なバトルはアクション映画史に残る名バトルとして公開から20年近く経つ今もなお語り継がれている。
3つ目は、本作がドニーとウィルソン・イップ監督の初タッグ作品であること。本作の後、『かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲート』(06年)、『導火線/FLASH POINT』(07年)、名作「イップ・マン」シリーズへと続いていく。
2006年の初公開以降、長きにわたり日本国内では鑑賞出来なかった、ドニー・イェンの、さらには香港アクション映画自体のターニング・ポイントとなった傑作アクション・ノワールが、映画館のスクリーンで観られる貴重な機会だ。
なお、『導火線/FLASH POINT』は5月30日~6月12日の期間限定で最終上映中。
※SPL(殺破狼)とは、中国占星術で“凶星”と呼ばれる3つの星(七殺星・破軍星・貪狼星)から由来。題字は、人気俳優アンディ・ラウによるもの。
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