木下グループジャパンオープンテニスの大会球がヨネックスに決定、「高いパフォーマンスの環境を…

2025/05/23 19:06 

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左から甘露寺重房氏、ヨネックス株式会社 アリサヨネヤマ社長、辻野隆三氏

 ヨネックス製のボール「TOUR PLATINAM」が「木下グループジャパンオープンテニス」のオフィシャル大会球に決定し、その発表会が開催された。当日は、元プロテニス選手の辻野隆三氏、甘露寺重房氏が登壇してのトークセッションも行われた。

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 今回「木下グループジャパンオープンテニス」の大会球が決定したことについて、辻野氏は「ここ10年以上、多くの選手たちが声を揃えて『大会ごとにボールが違うとプレーしづらい』『ボールをなんとかしてほしい』と言ってきました。ボールによって肘や肩などに影響を受けることも多いですから。ボールを統一すれば選手のパフォーマンスも上がりますし、怪我の防止にもなります」と話し、また甘露寺氏は「選手からの強い要望を受けて、ボールが統一されました。これは、選手たちが高いパフォーマンスを発揮するための環境を整えるという、前向きな進化だと捉えています」と期待を寄せた。

 大会球に採用された「TOUR PLATINAM」について、同社から「打球感は多少軽めで、球持ちが短く、飛ばしやすいボール。世界のトップ選手が求める球足や打球感に十分対応できるボールとなっています」との説明があった。それを受けて甘露寺氏は「ヨネックスさんが長い間培ってきたものづくりに対するこだわりや、製品の品質、技術の革新に対する真摯な姿勢が高く評価されたのだと思います」とコメント。辻野氏は「品質が良いのはもちろん、常に同じものが供給されることが選手にとっては大きい。選手はすごくやりやすいし、信頼度も高いと思います」と製品の安定性が重要視されていると話した。

 9月に開催される「木下グループジャパンオープンテニス」について、甘露寺氏は「今、選手の招聘活動をしておりますが、カルロス・アルカラス選手(スペイン)が初来日することが、日本のテニスファンにとって楽しみになると思います。それ以外の選手も順次発表させていただきます。なるべく多くの方に会場に足を運んでいただき、テニス観戦だけでなく、会場全体のエンターテインメントサービスも楽しんでいただければ」と、辻野氏は「普段テニスを見ていない方にも見てもらいたい。皆さんと一緒に盛り上げていきたいです」と語った。

取材・文/水野幸則
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