氷川きよし、自身の原点「赤いスイートピー」カバーの配信決定 ジャケットは自ら描き下ろし「嘘…

2025/05/21 14:00 

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氷川きよし

 歌手の氷川きよしが21日、松田聖子の代表曲「赤いスイートピー」をカバーし、28日に配信リリースすることを発表した。

【画像】氷川きよしが描き下ろした「赤いスイートピー」ジャケット

 編曲は亀田誠治が担当。あわせて公開されたジャケットビジュアルには、氷川自身が描き下ろした一輪の赤いスイートピーのイラストが使用されている。アートと音楽の両面で“氷川きよし+KIINA.”の世界観が詰まった一作に仕上がっている。

 1982年に発表された「赤いスイートピー」は、氷川にとって歌手を志すきっかけとなった“原点”ともいえる楽曲。5歳のとき、母と叔母に連れられて訪れた松田のコンサート(福岡サンパレス)で同曲と出会い、歌の世界に惹きこまれたという。

 氷川は「そのときの感動は今でも鮮明に覚えている」と語り、「今また、5歳のときのまっさらな気持ちを思い出しながら歌えるのはすごく爽やかな気持ち」とコメント。「氷川きよしとしてのKIINA.の思いを込めて歌いました」としており、オリジナルへの敬意を込めながらも、自身の感性を投影したカバーに仕上がっている。

 同曲は、22日、23日に故郷・福岡(福岡市民ホール)で開催されるコンサートで初披露される予定。氷川が“原点”に込めた思いをステージでひと足早く体感できる機会となりそうだ。

■氷川きよしコメント全文
このたび、松田聖子さんの名曲「赤いスイートピー」をカバーし、デジタル配信させていただきます。本当にありがとうございます。
一番最初にこの曲を聴いたのは5歳で、叔母と母に連れられて行った人生初のコンサート、福岡サンパレスでの松田聖子さんのコンサートのときでした。聖子さんがあまりにもかわいくてキラキラしてて、美しくて、もう子供心ながらにときめいて、そのときの感動は今だに鮮明に覚えていますし、松本隆先生の詞の世界、主人公の少女の思いに共感しました。

そんな5歳のときから43年の時を経ました。あれからいろいろなものに影響されて、ジャンルを超えて歌ってきたんですけど、歌の原点というか、歌の魅力を感じたあのときのピュアな、何も描いていない真っ白なキャンパス、真っ白な気持ちの中に、ポンッと「赤いスイートピー」が残っていて、今また、5歳のときの自分の素直なまっさらな気持ちを思い出しながら歌えるということはすごく爽やかな気持ちです。5歳のときの声は出ないんですが、氷川きよしとしてのKIINA.の思いをこの「赤いスイートピー」に込めて歌いました。たくさんの方に聴いてもらえたらうれしいなと思います。

そして、デジタル配信のジャケットは私が描かせていただいたのですが、赤いスイートピーの絵を描きまして、嘘偽りのない思いを表現してみました。今回、亀田誠治さんにアレンジしていただき、レコーディングもずっと笑顔で立ち会ってくださいました。この曲を50、60、70歳の世代の方は、リアルタイムで青春時代に聴かれていたと思うんですけど、そのときとはまた違った感じで、亀田誠治さんのアレンジで聴いていただいて、楽しんでいただければ、亀田さんも喜ばれます。どうぞよろしくお願いします。
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