「自分の限界はどこなのか」りょうが『イグナイト -法の無法者-』で感じた俳優としての成長

金曜ドラマ『イグナイト -法の無法者-』の場面カット(C)TBS

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■ゾクッとする脚本、スタイリッシュな映像美に惹かれて
――本作の企画内容を聞いた時の感想を教えてください。
初めて企画書をいただいた時、とてもわくわくして、胸が高鳴りました。これまで見てきた弁護士ドラマとは一線を画していて、「正義とは何か」「悪とは何か」と思わせる展開にゾクッとするような感覚を覚えました。
――実際に台本を読まれて、いかがでしたか?
“焚きつける”という表現は、一見すると少し乱暴にも感じるかもしれませんが、毎話登場するゲストの方々の背景や心情がとても丁寧に描かれていて、そこがとても印象的でした。最初に感じたゾクゾクするような感覚とはまた別の、人間の心の機微を深く描いた作品としての魅力がありました。
――りょうさんのもとにはどのような反響が届いていますか?
周囲の人たちから「面白くて、次も見たくなる」と言っていただけて、とてもうれしかったです。実際にとても面白いですよね。テンポが良く、映像もとてもスタイリッシュで印象的でした。私はもともと映像美に惹かれるタイプなので、この作品のかっこいい映像には強く惹かれました。
さらに、ピース法律事務所の4人のキャラクターが第1話からしっかりと描かれていて、それぞれの人物像が立ち上がってくるのが素晴らしいと思いました。(ピース法律事務所に協力するベテラン弁護士の)桐石(拓磨)さん(及川光博)が味方だと分かっていても、ラストに登場した時には驚きましたし、私も視聴者の目線で楽しむことができました。
■“芯の強さ”と“優しさ”を併せ持つ浅見という存在
――浅見の魅力を教えてください。
ひと言で言うと、“頼もしさ”です。浅見はノンキャリアで叩き上げ、努力して今の地位まで上り詰めた人物です。捜査一課に所属していることからも、体力、精神力ともに非常にタフで、芯の強い人だと感じています。
そういった印象から衣装や立ち居振る舞いにも、芯の通った力強さを意識していますが、根底には「正義を貫く」という強い思いがある人。他の『イグナイト』メンバーは過去にさまざまな事情を抱えています。その中で浅見は警察という組織で、自分の信じる正義を真っすぐ貫いている。その揺るがない姿勢が魅力的ですよね。
――物語が進む中で、どのような意識で浅見という役に臨まれていますか?
監督からの「クールに」という言葉を軸にしています。私は普段、「ここをこう演じたら面白いのでは?」とすぐに考えてしまうタイプなのですが、今回は役柄だけでなく、作品の世界観にも合わせて、クールに徹しています。
とはいえ、浅見は母性のような優しさや温かさも内に秘めていて、物語が進むにつれてそうした一面が少しずつ表に出てくると思います。正義を信じる芯の強さを軸に、そこに人間的な柔らかさも加えて演じていきたいです。
――轟を演じる仲村さんとの共演についてはいかがですか?
私は映画「ビー・バップ・ハイスクール」を小学生の頃に見ていたので、「わあ、トオルさんだ!」という思いがありました。これまで何度かご一緒してきましたが、しっかりと対峙するような芝居で共演させていただくのは今回が初めてで、とても楽しみにしていました。トオルさんは集中力がすごくて、現場ではどこか余裕を感じさせるような落ち着いた雰囲気があり、「こういう俳優さんになりたいな」と憧れる存在です。学ぶことがとても多いですね。
――仲村さんが演じる轟という人物については?
真っすぐで熱く、少しコミカルな一面もあって憎めないキャラクター。少し悪そうに見えても、愛される存在です。そういう人物像が、昔から私が抱いていた“トオルさん像”にぴったり合っていて、「こういうトオルさんが見たかった」と思える役柄です。
――宇崎凌役の間宮さんらピース法律事務所のメンバーの印象はいかがでしょうか?
まだご一緒するシーンは多くはありませんが、第1話を見た時に、それぞれのキャラクターがしっかりと確立されていて驚きました。特に間宮さんの目の力が強くて、4人の弁護士それぞれが個性的で魅力的に描かれているのが素晴らしいなと感じました。
■自分自身も“焚きつけられている”撮影現場
――視聴者の方に注目してほしいポイントはありますか?
裁判を起こす人たちの物語はもちろん、『イグナイト』メンバーたちの背景がこれからどんどん明かされていきます。それぞれが抱える“影”や“傷”に触れることで、焚きつける側でありながらも、彼らが依頼者に寄り添っていることが伝わってくると思います。時に切なく、胸に迫るようなシーンもあり、1話ごとに深みを増していくので、ぜひ楽しみにしていただきたいです。
――“心を焚きつける”ために、ご自身が取り組んでいることはありますか?
この撮影現場が私にとって“焚きつけられる場所”です。これまで経験のない撮影手法、たとえばワンシーンを何度も通して撮るスタイルなどにも挑んでいて、集中力や持久力が求められる日々です。「自分の限界はどこなのか」と思う瞬間もありますが、それだけ丁寧に作られているからこそ、キャラクターや物語が生きてくるのだと感じています。
スタッフの皆さんもとてもかっこよくて、「いい作品にしたい」という熱意が現場全体を包んでいます。そういう空気に感化されながら、この場にいられることを本当に幸せに思っています。
集中力を高めるためにお酒を控えたり、睡眠時間を調整したりと、試行錯誤の日々です(笑)。まだ自分にとってちょうどいいバランスは見つけられていません…。第7話にも素敵なゲストが登場するのですが、その方の演技が本当に素晴らしくて、思わず涙が出そうになりました。
撮影現場にいると、やっぱり皆さんすごいなと心から思います。その中でも、私より年上であるトオルさんの存在はとても大きくて、「年齢ではなく、経験の積み重ねなんだ」とあらためて実感しました。現場の空気に触れるたびに刺激を受けて、自分もしっかり役割を果たしたいという思いが強まっています。
――最後に、視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。
これからそれぞれが抱える過去や“闇”が描かれていきます。彼らの背景が見えてくることで、より深く物語を楽しんでいただけると思います。ぜひ最後まで見届けてください。
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