アインシュタイン河井ゆずる、壮絶なヤングケアラー経験 雑居ビルの屋上にある“プレハブ”での…

アインシュタイン・河井ゆずる (C)ORICON NewS inc.

【写真】アインシュタイン河井ゆずる、壮絶なヤングケアラー経験
そんな当時について「周りの目を気にする余裕がないくらい、ツラかった」と率直な思いを吐露。自身の経験を文章で伝える場面では、母が喫茶店を経営する傍ら、知人のスナックでアルバイトを行うことで、子どもを育て、祖母の入院費を工面していたこと、中学の入学式の帰り道に、母から「おめでとう。これでゆずるも働けるな」と言われたことなどが明かされた。
実際に、河井は中学1年生の終わりから「地域新聞の配達」「知り合いの酒屋」「乾物屋の内職」などのアルバイトに励んだ。高校2年生の時、母は喫茶店の経営が厳しくなり、フリーターとなり、ラーメン店にアルバイトをするように。ところが、更年期障害などにも悩まされ、心身ともに疲れて果てた母は、息子に「体力の限界」と告げたという。アパートの家賃も払えなくなり、なんとかして母がもらってきた話が、飲屋街の雑居ビルの屋上にあるプレハブに住むというものだった。
当時の心境について、河井は「絶望で目の前が真っ黒になった、と同時に、それは幼い頃から吉本に入る事が夢で叶うと信じて止まなかったその夢が消えた、と確信した、確信させられた瞬間でもあった」と記した。プレハブでの生活条件も過酷なもので「夜中でも早朝でも関係なく、酔っ払いが鳴らす非常ベルの対処、各フロアにされる糞尿の掃除、ビルの清掃」であったこともつづった。
芸人の夢をあきらめた上に、目の前に広がる生活。河井は「自分の今世は、弟と母親を支える人生だ!」と心に言い聞かせ、5つのアルバイトをかけもちして働いた。給料を全額家に入れて、弟を大学に行かせた河井だったが、無理がたたり、働き始めて5年、過労で倒れた。リハビリをしながら就職活動をしていたある日、河井は「芸人になるなら、今しかない」と思い立った。「そうして一度は諦めた芸人の道に進み、初めの10年はアルバイトをしながら、家にお金を入れ続けながら、何とか辞めずに今は22回目の春を迎える事が出来た」と伝えた。
自身の生い立ちを経て、河井は2018年から児童養護施設への寄付を始めたことを報告。「日本ではまだ寄付やボランティアと言うと『売名行為だ』とか『綺麗事だ』と言う人もいるだろうけど、僕はそんな人達はどうでもよくて。そんな言葉を真に受けて、へこんだり悩んだりすることには1秒たりとも時間を使いたくない」と訴えた。そして、ヤングケアラーの経験をしている人たちに「悲観的に捉えないで、何を言われても立ち上がり続ける。本当に笑える日は必ず来るから。と今強く思います」と呼びかけた。
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